ノイバウエルポット幼植物試験における播種作業の簡易化と栽培環境の安定化技術

タイトル ノイバウエルポット幼植物試験における播種作業の簡易化と栽培環境の安定化技術
担当機関 大阪府立農林技術センター
研究期間 2000~2004
研究担当者 **富士平工業)
*農研センター
磯部武志
山口武則*
生雲晴久*
内山知二
柳井政史** (大阪農技セ
発行年度 2000
要約 ノイバウエルポットを用いる幼植物試験において、播種済み水溶性シートを利用して播種作業を簡易にできる。播種直後の水分安定には2日間のラップ被覆が、また、栽培温度管理ではポットの循環温浴加温が有効である。
背景・ねらい  肥料取締法の改正により、肥料成分の有効性を簡易評価するノイバイエルポット幼植物試験の需要が高まるものと考えられる。本試験の再現性、簡便性を高めるには、播種作業をシステム化することと栽培環境の安定化が必要である。このため、シートの利用によって播種作業を簡便にし、栽培中の温・湿度の安定化を図る。
成果の内容・特徴
  1. 個人差の出やすい播種作業を能率的にするには、播種済み水溶性シートの利用が有効である。シートの作製は、真空播種機や播種盤上に篩分したコマツナ種子を並べ、水溶性の薄紙に再剥離スプレー糊をかけ、これに種子を展着させる(表1,図1)。
  2. コマツナの発芽を安定化するためには、直射日光を避けた状態で播種後2日間のポリエチレン製ラップ被覆が有効である。これによって、砂のような乾燥しやすい土壌でも播種2日後の発芽勢が90%以上に向上する(図2)。
  3. 供試資材からの窒素無機化等の成分変化の安定化と、コマツナの生育そのものの安定化には温度管理が重要である。専用のインキュベータを持たない場所では、温浴槽に熱帯魚用ヒーターと水循環ポンプを装備することによって、温度変化の大きい室温環境でも25±2℃に温度管理ができる(図3)。

成果の活用面・留意点
  1. この試験方法は、技術指導機関だけでなく、分析設備を持たない有機質資材の製造所や耕種農家の自給肥料の品質管理に広く活用できる。
  2. 常法では播種後の覆土を「種子が隠れる程度」としているが、本法では一割程度の用土を用いて、シートが完全に隠れるようにする必要がある。
  3. 未熟な有機物を供試する場合、ラップ被覆の密封性が高いとガス障害やカビの発生による障害が生じることがある。

図表1 211028-1.jpg
図表2 211028-2.jpg
図表3 211028-3.jpg
図表4 211028-4.jpg
カテゴリ 土づくり 肥料 温度管理 乾燥 こまつな 播種

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