| タイトル |
天蚕のイミダゾール人工孵化法の改良 |
| 担当機関 |
長野県南信農業試験場 |
| 研究期間 |
1997~1999 |
| 研究担当者 |
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| 発行年度 |
1997 |
| 要約 |
休眠中の天蚕卵のイミダゾール人工孵化法に用いる天蚕前幼虫の摘出には4%高度さらし粉水溶液に45~50分の浸漬で悪影響なく卵殻を溶解除去することができ実用的であることが確認された。
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| 背景・ねらい |
天蚕の人工孵化法としてイミダゾール化合物による孵化法には、休眠に入る直前の天蚕卵の表面に処理する方法と休眠中の天蚕卵から取り出した前幼虫に直接処理する方法とがある。前幼虫に直接処理する方法は休眠期に入った天蚕卵であればいつでも適用することができ、低濃度イミダゾール化合物で確実にしかも斉一に孵化(休眠覚醒)させることができる利点がある。そこで高度さらし粉水溶液の卵殻溶解作用を利用して卵中の前幼虫を大量に取り出すことを試み、イミダゾール化合物人工孵化法への適用について検討する。
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| 成果の内容・特徴 |
- 休眠中の天蚕卵2.0g(270~280粒程度)を4%高度さらし粉水溶液100mlにスターラーを用い撹拌しながら浸漬することで、40分後には卵殻が開孔し一部の前幼虫が卵殻から抜け出し、50分後には大半の前幼虫が卵殻から分離し、70分後には卵殻がほぼ完全に溶解した(図1)。
- これによって得られた天蚕前幼虫はイミダゾール化合物 KK-42{1-benzyl-5-[(E)-2,6-dimethyl-1,5-heptadimethyl]imidazole}のアセトン溶液(20mg/100ml)に2秒間浸漬で、高度さらし粉水溶液への浸漬時間が60分以内では90%以上が休眠覚醒し、卵殻をカッターで切開して得られた前幼虫と比較しても遜色はなかった(表1)。
- 浸漬時間が70分では休眠覚醒率が減少した(表1)。
- このことから天蚕のイミダゾール人工孵化を行う前処理としての高度さらし粉水溶液への浸漬は、この条件下で45~50分程度が効果的と判断された。
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| 成果の活用面・留意点 |
- 天蚕の年間多世代飼育への活用が可能である。
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| 図表1 |
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| カテゴリ |
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