| タイトル | 豚ふんの密閉式強制発酵装置排気ガスの脱臭技術 |
|---|---|
| 担当機関 | 埼玉県畜産センター |
| 研究期間 | 1998~1998 |
| 研究担当者 | |
| 発行年度 | 1998 |
| 要約 | 密閉式強制発酵装置による豚ふん堆肥化時に発生するアンモニア等の悪臭を硫酸を使用した洗浄式脱臭装置で低減させる効果が認められた。 |
| 背景・ねらい | 畜ふんの密閉式強制発酵装置の運転には、高濃度悪臭が発生するため、脱臭装置による処理が必要である。管理が容易で設置面積が少ない洗浄式脱臭処理装置を農家に設置し、省スペースで経済的な脱臭処理技術の実用化試験を行った。 |
| 成果の内容・特徴 | 現地試験のため臭気成分の一定化が図れないという条件があったが、シャワー水量と排ガス量は同一条件とした。又、排ガスのアンモニア濃度は表1に示すとおりで、生ふん投入後6時間でピークに達しその後横這いとなり、翌日の朝まで続く傾向であった。 1 アンモニアの除去(吸収)は、水道水によるアンモニアの除去率は5分まで64%、30分まで35%、以後20%を割り込み処理した排ガスも200ppmを超えるようになる。硫酸及び蟻酸ではアンモニアを100%除去した時間は、硫酸5~10%では2~4日間脱臭が可能である。5~10%の蟻酸ではアンモニア濃度が若干高めであったため2日程度の脱臭持続時間であった。 2 9段階の快.不快度では、排ガス原臭に対しては、不快と非常に不快の間の-1.3~-2.5の範囲であり、脱臭処理後では、やや改善傾向にあるが不快臭である。 3 低級脂肪酸の除去は低く、試験開始3時間で規制値を上回る数値となった。又、薬液循環による影響で48時間では対照区より高い濃度が認められた。しかし、敷地境界線では問題ない数値である。 4 pHは硫酸液で0.4以下、蟻酸で3.0以下であるが硫酸で2~6、蟻酸で4を超えると飽和に達するのが早い。したがってその付近で薬液交換の準備が必要である。 5 アンモニア濃度が350ppm程度の排ガスを10%硫酸で処理した場合約4日間の脱臭が可能でこの経費は、年間の薬品代は350,000円である。 |
| 成果の活用面・留意点 | 1 中小規模の畜産農家における密閉式強制発酵装置からの悪臭対策に活用できる。 2 硫酸溶液のアンモニア飽和液の処理、利用を考慮する必要がある。 |
| 図表1 | ![]() |
| 図表2 | ![]() |
| 図表3 | ![]() |
| 図表4 | ![]() |
| カテゴリ | 豚 |
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