| タイトル |
タラノキ立枯疫病耐病性系統「蔵王2号」の効率的な種根増殖法 |
| 担当機関 |
山梨県総合農業試験場 |
| 研究期間 |
1997~1998 |
| 研究担当者 |
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| 発行年度 |
1998 |
| 要約 |
タラノキ「蔵王2号」の種苗(種根)養成を1年間で効率よく行うためには、植え付けに用いる原種根の大きさを長さ10cm・太さ8mm以上とする。植え付け前には、苗立率を向上させるために、芽出し処理を行う。種苗養成ほ場の施肥量は3要素各0.5~1.0kg/a、栽植密度は125株/aとする。
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| 背景・ねらい |
タラノキ産地の多くは、タラノキ立枯疫病により多大な被害を受けている。近年、「蔵王2号」が本病に対し耐病性であることが確認された。そこで、「蔵王2号」の無病な種苗を効率よく安定的に確保するために不可欠な、種苗増殖(養成)法を開発する。
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| 成果の内容・特徴 |
- 根挿し(植え付け)に用いる原種根は、長さ10cm・太さ8mm以上を基本とすることで、苗立率80%以上、株当たり種根採取本数40本程度が得られる(表1)。
- 萌芽率が高く、原種根として利用可能な大きさの下限は、長さ5cm・太さ8mmであるが、種根生産量は半分程度となる(表1、図2)。
- 植え付け前に、苗立率を向上させるための芽出し処理を行う(図1)。
- 種根養成ほ場の施肥量は、種根生産性及び作業性(掘り上げ、調整)を考慮し、3要素各0.5~1.0kg/aとする。栽植密度は畦幅160cm(床幅80cm)・株間50cmの125株/a植えとする(表2)。
- この増殖法により、長さ10cm・太さ8mm以上の原種根をa当たり125本用いて、年間4,500本以上の種苗を生産することができる。
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| 成果の活用面・留意点 |
- 無病の種苗を随時確保するために、種根養成ほ場を本ぽから離し、場所を換えながら毎年更新する。
- 芽出し処理は、原種根をネットに入れて、10日間ほど土中に伏せ込みコモで覆う。
- 長さ5cm・太さ8mm程度の小さい原種根は、芽出し処理を確実に行わないと苗立率が
著しく低下するため、芽出し後の萌芽状態を十分に確認してから植え付ける。
- 原種根の植え付け時期は4月下旬~5月中旬(標高700m)、掘り上げは植え付け直前とする。
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| 図表1 |
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| 図表2 |
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| 図表3 |
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| 図表4 |
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| カテゴリ |
施肥
たらのき
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