レール走行式摘採機に装着したローラー式防除装置によるチャ輪斑病の防除

タイトル レール走行式摘採機に装着したローラー式防除装置によるチャ輪斑病の防除
担当機関 静岡県茶業試験場
研究期間 1998~1998
研究担当者
発行年度 1998
要約 レール走行式摘採機にローラー式防除装置を装着し,摘採後の整枝とチャ輪斑病の防除を同時に行うことにより省力化と少量散布ができる。本装置で整枝後防除する場合には,摘採一週間後に摘採面を2cm以上せん除して,散布量を90L/10a程度に調整し防除すれば実用的な効果が期待できる。
背景・ねらい チャ輪斑病の防除は摘採や整枝の直後に行わなければならず,連続して二重の労力が強いられていた。ローラー式防除装置を整枝機に取り付けることにより,整枝作業と同時にチャ輪斑病の省力,少量散布防除が可能となる。また,動力噴霧器による薬剤散布は未摘採茶園への薬液飛散が懸念されていたが,本装置は薬液をローラーで塗布するので,周囲への飛散の心配もない。そこで,ローラー式防除装置をレール走行式摘採機に装着した場合の実用的な使用法を明らかにする。
成果の内容・特徴
  1. ローラー式防除装置は摘採機の安定盤の裏に取り付ける。薬液は薬液曹からテフロンチューブを通ってフエルト製ローラーへ自然流下で供給され,摘採機の走行とともに薬液が茶株面に塗布される。流量は流量バルブでローラー個々に制御され,薬液散布量は薬液の流量と走行速度によって調整される。(図1)
  2. チャ輪斑病に対して防除率80%以上の防除効果を得るには,本装置では約90L/10aの散布量が必要であるが, 200L/10aを必要とする動力噴霧器の手散布に比べ,少量の薬液で済む。(表1)
  3. 摘採の一週間後の整枝時の噴霧散布では,摘採面を2cm以上せん除すると防除効果が高くなるので,本装置による場合も同様に行えば,実用的な防除効果が期待できる。(表2)
成果の活用面・留意点
  1. 本装置によるチャ輪斑病の防除効果は,薬液散布量に依存し,散布量が少ないと防除効果は低くなる。
  2. 薬液散布量は走行速度と流量バルブの開閉で決まるが,目的とする散布量を得るには,数回試運転が必要である。
  3. ローラー式防除装置を装着し,整枝すると整枝面が乱れる。
図表1 215824-1.gif
図表2 215824-2.gif
図表3 215824-3.gif
カテゴリ 病害虫 省力化 茶 防除 薬剤

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