乾田直播水稲に対する被覆肥料の全量基肥施肥法

タイトル 乾田直播水稲に対する被覆肥料の全量基肥施肥法
担当機関 埼玉県農業試験場
研究期間 1998~1998
研究担当者
発行年度 1998
要約 5月中旬播種乾田直播水稲において、硫安と40タイプのリニア型及び100タイプのシグモイド型被覆窒素配合肥料を全量基肥施用することにより、慣行に比べ1~2割窒素の施用を減らすことができる。
背景・ねらい 水稲乾田直播栽培は省力・低コスト栽培を目指した技術として注目され、今後の普及が見込まれる。しかし、畑地期間を経た後湛水するため、肥料の溶脱がおきやすく、追肥が必要である。水持ちの悪い乾田直播栽培において安定した生育、収量が得られ、追肥を省略できる全量基肥施用に適した資材について検討する。
成果の内容・特徴
  1. 窒素成分で硫安13%、40タイプリニア型51%、100タイプシグモイド型36%を配合した肥料を全量基肥施用する。施肥量は慣行より1~2割減らす。
  2. 被覆肥料の窒素溶出は、施肥後40~50日間にわたり40タイプリニア型肥料の肥効が続き、畑地期間及び入水初期の生育を確保する。その後、100タイプシグモイド型肥料に引き継がれ、穂肥相当分までカバーする(図1)。
  3. 生育は初期から盛んで、草丈・茎数は慣行よりやや優り、葉色板で見た葉色も慣行より0.5程度高く推移する(表1)。
  4. 穂数、一穂籾数は慣行よりやや多く、慣行並~やや多い収量が得られる(表2)。玄米の千粒重は慣行と同等~やや小さいが、玄米窒素濃度に大きな差はない(表2)。
  5. 見かけの施肥窒素利用率は慣行区の23~45%に対し、全量基肥区49~74%と向上する(表2)。
成果の活用面・留意点
  1. 全量基肥施用により追肥作業が省略できる。
  2. 減水深が大きく、肥切れしやすい圃場で特に有効である。
  3. 地力むらがある圃場では、葉色むらを生じる場合があるが、播種溝に施肥することにより軽減できる。
図表1 215897-1.gif
図表2 215897-2.gif
図表3 215897-3.gif
カテゴリ 肥料 乾田直播 水稲 施肥 低コスト栽培 播種

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