豚液状精液の農家配布後の保存法

タイトル 豚液状精液の農家配布後の保存法
担当機関 群馬県畜産試験場
研究期間 1990~1999
研究担当者
発行年度 1999
要約 15℃で保存している豚液状精液の農家での保存方法を検討するため、発泡スチロール製容器に収納し、5℃と25℃に保存し直して精子活力を観察したところ、5℃では保存後7日目まで70+++の活力を保持し、25℃でも2日目まで70+++の活力を保持した。家庭用冷蔵庫での保存も可能であることがわかった。
背景・ねらい モデナ液による豚液状精液の保存温度は15℃が適している。当場で配布している精液の使用実態調査によると農家でも 2~ 3日の保存が必要となるが、15℃に温度調整できる保管庫を持つ農家は少ない。そこで、家庭用冷蔵庫を想定した 5℃と室温を想定した25℃の保存性を検討するため蓋付きの発泡スチロール製容器(外寸180mm×160mm×145H壁の厚さ15mm)に15℃の水を入れ、15℃保存精液を収納し、配布後の再保存の精子活力を検討した。
成果の内容・特徴
  1. 採精後15℃で24時間保存した精液を5℃に再保存した。採精日を-1日、再保存日を0日とした時、7日後まで全供試精液7銘柄が当試験場の配布条件である70+++以上の活力を保持した(図1)。なお、精液温はほぼ24時間で5℃になった(図2)。
  2. 採精後15℃で24時間保存した精液を25℃に再保存した。再保存後2日後まで全供試精液7銘柄が70+++以上の活力を保持したが、5日後には3銘柄になり、6日目には全供試精液が60+++以下になった(図3)。なお、精液温はほぼ24時間で25℃になった(図4)。
  3. 配布後の精液を発泡スチロール製容器に収納して家庭用の冷蔵庫で保存すれば採精7日後まで保存が可能である。
成果の活用面・留意点
  1. 今回の試験では実験室内での保存性について確認はできたが、今後受胎試験を実施し、受精能について実証する必要がある。
図表1 215997-1.gif
図表2 215997-2.gif
図表3 215997-3.gif
図表4 215997-4.gif
カテゴリ 豚

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