| タイトル |
採卵鶏の排泄リンを低減させる飼料給与技術 |
| 担当機関 |
埼玉県畜産センター |
| 研究期間 |
1999~1999 |
| 研究担当者 |
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| 発行年度 |
1999 |
| 要約 |
フィターゼを1,000単位添加して飼料中フィチンリンの利用を高めることで飼料に添加する非フィチンリンを 0.38%から0.16%に下げることにより、採卵鶏の産卵成績や卵質を低下させずに排泄リン量を31%低減することができる。
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| 背景・ねらい |
鶏ふん中の窒素やリンは、環境に負荷をあたえるとして問題になっており、低減化することで鶏ふんの耕地還元を促進する。今回、低リン飼料中のリン、特に植物中に多いフィチン態のリン(フィチンリン)の有効利用を図るため、フィターゼ(フィチン酸分解酵素)を添加することで、産卵成績を維持しつつ、鶏ふん中に排泄されるリン量を低減する技術を検討した。
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| 成果の内容・特徴 |
- 供 試 鶏:シェーバー・ソーレを300羽用い、20~60週齢で調査を実施した。
- 試験区分:
対照区(慣用飼料)<非フィチンリン水準0.379%> 43,900円/t 低リン飼料区 <〃0.155 > 41,600 フィターゼ低区低リン飼料+フィターゼ0.2%(1,000単位)添加44,000 フィターゼ高区〃0.4%(2,000単位)添加46,400 注1) 対 照 区:粗蛋白質17.5%、代謝エネルギ-2,850kcal/kg 低リン飼料区:〃 14.6%、〃2,800kcal/kg 注2) 飼料のアミノ酸水準は日本飼養標準の要求量を充足させた。
- 産卵成績は、低リン区は産卵率、産卵日量とも対照区よりも有意に低くなったが、フィターゼを添加した両区においては対照区との間に有意差は認められなかった。低リン各区は飼料要求率が劣り、フィターゼの添加区は飼料価格の上昇により、添加量に応じ生産費が増大した(表1)。
- 飼料のリン水準と深い関係のある卵殻質についてみると、卵殻強度、卵殻厚は低リン区及びフィターゼ添加両区とも対照区との間に有意差は認められなかった(表2)。
- 低リン区及びフィターゼ添加区のいずれも鶏ふん中への排泄リン量が低減された。フィターゼ低区におけるリンの低減率は31%であった(表3)。
- 本県飼養の採卵鶏に、本試験のフィターゼ低区飼料を使用した場合、リンの排出量は年間285t削減されることになる(表3)。
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| 成果の活用面・留意点 |
本技術は、現状では生産コストが上昇するおそれがあることから、消費者に環境保全型生産方式であることを訴え、「エコ・たまご」など付加価値卵として販売する工夫が必要と思われる。また、フィターゼの添加は生産コストの増大を招くことから、その最小添加量についてさらに検討する必要があると思われる。
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| 図表1 |
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| 図表2 |
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| 図表3 |
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| カテゴリ |
コスト
鶏
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