キクの開花を集中化させるための摘葉処理と栽植距離

タイトル キクの開花を集中化させるための摘葉処理と栽植距離
担当機関 静岡県農業試験場
研究期間 1998~1999
研究担当者
発行年度 1999
要約 植付け条間を広げ、初期生育が周囲よりも突出して旺盛な株を摘葉処理することで輪ギク「秀芳の力」の生育が均一化し、収穫期間を5日間以内に収めることができる。これによりつぼみ切り開花技術を利用した一斉収穫が可能になる。
背景・ねらい キク生産では収穫・出荷調整作業が全作業時間の約1/3を占める。一斉収穫ができれば収穫作業が単純化し、圃場が早く空くなど、大規模化を進める上で利点が多い。そこで一斉収穫を可能にするために、開花日を集中化させる栽培技術を開発する。
成果の内容・特徴
  1. 開花日の早晩は切花ボリュームと密接な関係があり、切花調整重が重く、茎が太く、展開葉数が多い、ボリュームのある株ほど早期に開花する(図1、図2)。
  2. 初期生育が過剰に旺盛な株(周囲よりも10cm以上突出した株)については、草丈が20~40cmの時点で摘葉処理(上位葉を2~5枚残し、下位葉を全て除去)することで生育が抑えられ、開花日や切花品質が平均的な株と同程度に揃う。また、早蕾や柳芽も抑えられるため、商品化率が向上する(図3)。
  3. 4条(複2条)植えの場合、中央部の条間を慣行の15cmから22cm以上に広げ、それに応じて通路の幅を狭くすることで、うねの内側の株と外側の株との生育差が小さくなり、開花日と切花品質が揃う(図4)。
  4. 上記の2つの処理を組み合わせると、開花日を5日間程度に収めることができ、つぼみ切りの技術を利用すれば一斉収穫が可能になる。
成果の活用面・留意点
  1. 開花を集中化させるには、挿し穂の均一化や定植直後の活着の向上などに努める必要がある。
  2. 摘葉処理は上位葉を2~5枚残さないと生育不良を起こす。
  3. 条間に応じて通路幅を狭くするため、現行の通路幅が40cm程度の場合にはこの方法が利用できないか、またはうねを減らすことになる。
図表1 216087-1.gif
図表2 216087-2.gif
図表3 216087-3.gif
図表4 216087-4.gif
カテゴリ きく 栽培技術 出荷調整 大規模化

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