低アミロース小麦「ユメセイキ」の奨励品種採用

タイトル 低アミロース小麦「ユメセイキ」の奨励品種採用
担当機関 長野県農事試験場
研究期間 1997~2000
研究担当者 久保田基成
牛山智彦
斎藤 稔
細野 哲
酒井長雄
小林 勉
谷口岳志
田淵秀樹
土屋 学
発行年度 2001
要約 低アミロース系統で粘弾性に優れ、ゆでうどんの食感が極めて良好な早生・多収・良質小麦「ユメセイキ」を奨励品種に採用する。
キーワード 小麦、低アミロース、奨励品種
背景・ねらい 本県における小麦は、製粉性の良好な「シラネコムギ」が水田転換畑で主に作付けされており、実需の評価も安定している。しかし、奨励品種採用から10年以上経過し、新たな需要が見込まれる小麦品種への要望が高まっている。また、本格的な麦作振興施策を展開する上でも、麦栽培面積の拡大のため、新規用途小麦の導入は不可欠と考えられる。一方、生産現場においても特色ある売れる麦づくりや、地場消費の拡大などの生産振興方策が望まれている。
「ユメセイキ」は低アミロ-スで優れた粘弾性と食感を有し、収量も安定して多収であるため、実需の要望を満たし、生産現場においても魅力ある産地形成が可能と考えられる。
成果の内容・特徴
  1. 出穂期は5月8日前後、成熟期は6月22日前後でシラネコムギとほぼ同等の中生である(表1)。
  2. 稈長はシラネコムギとほぼ同等で短く、穂数は更埴市、松本市、伊那市ではシラネコムギより少ないが、北御牧村、中条村では多い。穂長は、いずれの地域でも長い(表1)。
  3. 子実重は松本市を除いて、全般にシラネコムギより多い(表1)。
  4. 容積重、千粒重は更埴市、松本市、伊那市ではほぼ同等だが、北御牧村、中条村ではやや低い(表1)。
  5. タンパク質含量はシラネコムギよりわずかに低く、更埴市、中条村では全体に低い。アミロース含量は約23%でシラネコムギより6%程度低い(表2)。
  6. 色相では、シラネコムギと明るさ(L*)は同等で、赤色味(a*)はわずかに少なく、黄色味(b*)がわずかに多い。現地による差は小さく品質は良好である(表2)。
  7. ゆでうどんの官能結果は良好で、食感が良く、粘弾性に優れ、総合評価もシラネコムギに比べ良好である(表3)。
成果の活用面・留意点
  1. 普及地帯:標高700m以下の麦作地帯
  2. 越冬性の向上と、良質安定生産のために晩播は行なわない。
図表1 216560-1.gif
図表2 216560-2.gif
図表3 216560-3.gif
カテゴリ 小麦 水田 品種

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