稲発酵粗飼料に適する水稲品種

タイトル 稲発酵粗飼料に適する水稲品種
担当機関 三重科技
研究期間 1999~2001
研究担当者 神田幸英
青久
山川智大(農業研究部)
北野順一(伊賀農業研究室)
発行年度 2001
要約 [要約]「関東飼206号」は移植栽培、湛水直播栽培において耐倒伏性が高く、多収で、サイレージ品質が良好な晩生品種である。「中国146号」は湛水直播栽培で多収となる中生品種である。また、「はまさり」は子実部収量がやや低いが、サイレージ品質は非常に良好で、茎葉部収量を重視する場合は稲発酵粗飼料用品種として有望である。
キーワード イネ発酵粗飼料、飼料イネ、移植、湛水直播、関東飼206号、中国146号、はまさり
背景・ねらい 新たな自給飼料として、また水田転作作物として、イネのサイレージ利用が期待されている。そこで、三重県の早期栽培地域において大規模稲作農家、または畜産農家が導入しやすい9月中旬~10月上旬熟期の、多収で耐倒伏性が高い、飼料イネサイレージ(稲発酵粗飼料)に適する品種を、移植および湛水直播の栽培法により選定する。
成果の内容・特徴
  1. 「関東飼206号」、「中国147号」は、移植栽培、湛水直播栽培のどちらにおいても茎葉部、子実部ともに収量が高く、サイレージ品質も良好であるが、「中国147号」は長稈であるため台風等による倒伏が懸念されることから、晩生の飼料イネサイレージ用品種としては「関東飼206号」が有望である(表1、2)。
  2. 「中国146号」は、移植栽培では茎葉部乾物重が小さくやや低収であるが、湛水直播栽培では茎葉部、子実部ともに多収となり、耐倒伏性が高い中生の飼料イネサイレージ用品種として有望である(表1、2)。
  3. 「はまさり」は子実部収量が低いため「関東飼206号」に比べやや低収であるが、茎葉部収量は高く、サイレージ品質が非常に良好であることから、飼料イネサイレージとして茎葉部収量を重視する場合は有望である(表2)。
  4. タカナリは湛水直播栽培で、ホシユタカは湛水直播栽培、移植栽培で茎葉部、子実部ともに多収であるが(表2)、脱粒性があるため飼料イネ専用ロールベーラーを用いても収穫作業時の損失が大きく、飼料イネサイレージ用品種として適さない(図表省略)。
成果の活用面・留意点
  1. 5月上旬に移植または播種し、多肥で栽培した結果であるため、作期、施肥条件によっては結果が異なる可能性がある。
  2. 飼料イネサイレージのTDN収量を高めるためには、黄熟期に収穫することが望ましいがその場合は、乾物収量が成熟期に比べやや小さくなる可能性がある。
  3. 子実部の栄養価は評価が定まっておらず、現在検討されている。
図表1 216576-1.gif
図表2 216576-2.gif
カテゴリ 直播栽培 飼料用作物 水田 水稲 施肥 播種 品種

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