簡易で低コストな汚泥脱水機

タイトル 簡易で低コストな汚泥脱水機
担当機関 群馬畜試
研究期間 1999~2002
研究担当者 吉原良一(木戸株式会社)
山田正幸
山田徹郎(群馬繊工試)
上石洋一(群馬繊工試)
発行年度 2002
要約 中小規模畜産農家向けに、凝集剤を添加混合して布でろ過する方式の簡易で低コストな汚泥脱水機を開発する。
キーワード 汚泥、脱水機、簡易、低コスト
背景・ねらい 汚水浄化施設の機械類では汚泥脱水機の価格が著しく高く、中小規模畜産農家への浄化槽普及の障害になっている。この汚泥脱水機を、ろ過方式を採用することにより簡易かつ低コスト化を図る装置を開発する。
成果の内容・特徴 1.
装置の構成は、汚泥液と凝集剤溶液の液送ポンプとホ-ス、これらを反応させるための反応槽、凝集した汚泥のろ過装置、ろ過装置内の液面制御センサ-、スイッチ類、および支持台からなる。ろ過装置は円周3.1mの楕円形で、600リットルまで液面が上昇するとポンプを停止し、水位が下がるとまたポンプが作動する。脱水汚泥は最大で600リットルを貯留できる(写真1)。
2.
ろ布はろ過性能、耐久性、扱いやすさ等の性能において、ポリエステル繊維で0.5から1mm目程度のニット住宅用カ-テン生地のものが最もよい。ろ布は固定枠の全円周と接するので、ひもやワイヤ-で固定でき支持や補強を必要としない。
3.
操作は、汚泥のろ過が終了してから数時間から1日程度放置し、水がほぼ抜け落ちてから下部のフックをはずし、バケット上に落下させる。その後、バケットを移動させ、下部を鉄棒に巻き付けてフックを掛ける。必要に応じてろ布は水道水や洗剤で洗浄する。
4.
ろ過で重力脱水した汚泥は水分88%程度と通常の脱水機に比べ幾分高い。浮遊物質をろ過する能力は汚泥の脱水であれば放流基準をみたす。牛ふん尿混合物の固液分離液を処理した場合にもろ過性能は高く、除去率は99.8%であった(表1)。
成果の活用面・留意点 1.
この脱水機の適応規模は、養豚では母豚100頭以下での浄化処理に、酪農では40頭以下でふん尿を固液分離している場合である。
2.
ろ布は数ヶ月の耐久性があるが、農家使用の場合には耐用月数を1ヶ月とする。
3.
凝集剤は各農家の状況に応じて選択する。
図表1 216884-1.gif
図表2 216884-2.gif
カテゴリ 低コスト 乳牛 豚

こんにちは!お手伝いします。

メッセージを送信する

こんにちは!お手伝いします。

リサちゃんに問い合わせる