子宮角深部注入用カテーテルを用いた豚の人工授精

タイトル 子宮角深部注入用カテーテルを用いた豚の人工授精
担当機関 生物工学研究室
研究期間 1999~2003
研究担当者 園原邦治
牛島仁
江森格
高橋圭二
山口倫子
中根崇
発行年度 2002
要約 子宮角深部に精液を注入可能なカテーテルを用いて、精液10ml(精子数10億)で人工授精(AI)を行い、その作業性や受胎・分娩成績等を、スパイラルカテーテルを用いた精液100ml(精子数100億)でのAIと比較したところ、いずれの方法も同等の成績であった。
キーワード 豚、人工授精、深部注入
背景・ねらい 豚の人工授精(AI)は,優良種雄豚の精液を有効に活用するためや作業の効率化・生産コストの削減を図ることが可能なため,ここ数年その利用が増えている。現在,AIには子宮頚管に精液を注入するスパイラルカテーテルが一般的に使用されているが,近年,子宮のより深部(子宮体部や子宮角)に精液を注入可能なカテーテルが開発されている。このカテーテルでAIを行えば,より少ない精液量でのAIが可能となり,より効率的に精液を利用することができる。そこで今回,子宮角の深部に精液を注入可能なカテーテルを用いて,その作業性や受胎・分娩成績等を従来の方法と比較検討した。
成果の内容・特徴 1.
供試豚32頭について、子宮角深部注入用カテーテル(FFX)を用いた精液10ml(精子数10億)でのAIとスパイラルカテーテル(SC)を用いた精液100ml(精子数100億)でのAIにおける受精率、正常胚回収率に有意な差は認められなかった(表1)。
2.
供試豚45頭について、FFXを用いた精液10mlでのAIとSCを用いた精液100mlでのAIについて、受胎率、作業性等を比較したところ、その成績に有意な差は認められなかった(表2)。
3.
供試豚16頭について、FFXとSCでのAIによる分娩成績を比較したところ、その成績に有意な差は認められなかった(表3)。
以上の結果から、FFXによるAIは少量の精液であっても、従来のSCによるAIと同等の成績を示し、野外での応用が十分可能であり、精液の効率的利用に有効であると考えられた。
成果の活用面・留意点 1.
当該カテーテルは、動物用医療用具としての申請を準備中であり、現在は雑貨として輸入されている。
2.
現在の価格(雑貨)は、600円/本程度。動物用医療用具として認可されれば、価格の上昇が予想される。
図表1 216981-1.gif
図表2 216981-2.gif
図表3 216981-3.gif
図表4 216981-4.gif
カテゴリ コスト 豚

こんにちは!お手伝いします。

メッセージを送信する

こんにちは!お手伝いします。

リサちゃんに問い合わせる