| タイトル | サークルフック(ねむり釣針)がはえ縄漁業におけるサメ類の漁獲に及ぼす影響 |
|---|---|
| 担当機関 | 独立行政法人水産総合研究センター遠洋水産研究所 |
| 研究期間 | 2006~2010 |
| 研究担当者 |
横田耕介(日本NUS) 混獲生物研究室) 清田雅史(遠洋水産研究所 南浩史 熱帯性まぐろ資源部 |
| 発行年度 | 2006 |
| 背景・ねらい | 漁業における混獲死亡は海亀個体群の減少要因の一つであり,適切な漁業管理を通じた漁業と海亀の共存が求められている。各大洋の国際的な地域漁業管理機関においても,海亀の混獲回避措置に関する具体的な行動計画の策定と実施が強く求められている。はえ縄漁業では釣針の先端が内側に曲がったサークルフック(ねむり釣針)を使用すると,釣針の呑み込みが減ることによって,海亀の混獲死亡を削減できることが報告されている。さらに,大型のサークルフックを使用すると,海亀の混獲数が少なくなることも期待される。しかし,サークルフックを実際の漁業現場に導入するためには,釣針の変更が漁獲対象種やその他混獲種の漁獲に及ぼす効果を確認しておく必要がある。そこで日本近海の北西太平洋において,はえ縄試験操業を行い,ヨシキリザメの漁獲に対するサークルフックの影響を調査した。まぐろ釣針とサークルフック(図 1)を交互に配置した操業を繰り返し,釣獲されるサメの漁獲率や魚体サイズと釣針の関係を解析した。 |
| 成果の内容・特徴 | ・サークルフックと通常の釣針を比べるとサメの釣獲率には差はなかった(図 2) ・釣獲されるサメの大きさにも差はなかった(図 3) ・サークルフックは呑み込みが減り,口掛かりが多くなるため,ナイロン釣元では釣元が切れる頻度が減ると考えられた。 |
| 成果の活用面・留意点 | ・サークルフックの導入はサメの漁獲に対して影響がないことが確認された。 ・サメを主対象とした近海はえ縄漁船では有望な海亀混獲回避手段であると予想される。 ・今後は海亀の混獲回避効果を高めるため,釣針形状の検討を進める必要がある。 |
| 図表1 | 229820-1.pdf |
| カテゴリ |
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