| タイトル | 関東低湿地におけるドレンレイヤー工法導入の経済効果 |
|---|---|
| 担当機関 | 千葉県農総研 |
| 研究期間 | 2000~2002 |
| 研究担当者 |
小柴伸夫(千葉県) 日下勝博(茨城県) 渡辺俊朗(埼玉県) |
| 発行年度 | 2002 |
| 要約 | 浅層・無勾配ドレンレイヤーの施工コストは、従来型暗渠に比べて、9~13%低減できる。また、同工法は作付け切換期間に工事を行うことができるために、施工後の麦作が可能になる。さらに、暗渠排水計画の見直しにより、小排水路施工コストの低減化が期待できる。 |
| キーワード | 浅層無勾配暗渠、ドレンレイヤー、低コスト、収益確保 |
| 背景・ねらい | 従来型暗渠では十分な排水対策を行えない湿田を汎用化するために、浅層・無勾配で施工する新しい暗渠工法を確立する。このため、10m間隔の従来型暗渠(トレンチャ、バックホウ)に対して、同等以上の排水能力があると考えられる5m間隔のドレンレイヤーの施工コストや収益性を明らかにする。 |
| 成果の内容・特徴 | 1. ドレンレイヤー工法は、合成樹脂製コルゲート管と疎水材を同時に施工できる(図1)。この暗渠工法は施工断面が小さいため、モミガラの使用量も少なく資材費が削減できる(表1)。 2. 30a区画を想定し、埼玉県・茨城県と千葉県で吸水渠間隔10mの各県仕様従来型暗渠(トレンチャまたはバックホウ)と吸水渠間隔5mで施工したドレンレイヤーとの工事費を比較した(表2)。その結果、ドレンレイヤーは従来型暗渠より9~13%の工費節減となる(図2)。 3. 埼玉県では、県営事業地区(25.1ha)での従来型暗渠(素焼き陶管、10m間隔)工法による暗渠布設の予定工期は11週であるが、ドレンレイヤーでは5m間隔で吸水渠を布設しても、10月上旬から11月下旬(7週間)の短期間で工事が完了する。米・麦二毛作体系や露地野菜・麦二毛作体系では、ドレンレイヤーは麦作への切換期間内に暗渠施工を行うことができるため、素焼き陶管を用いた従来型暗渠工法では逸失した麦作収益126千円/haが得られる。 4. 暗渠管の浅層・無勾配化により、図3のように排水路の常時水位が高い圃場での暗渠排水が可能になるほか、圃場整備地区全体でみた場合でも小排水路施工費の節減や土工量の減少が期待できる。 |
| 成果の活用面・留意点 | 1. 暗渠の浅層・無勾配化は、吸水渠単価の低減化により吸水渠間隔の高密度化が可能になるため、作土層での迅速な排水が求められる輪換畑で有効である。 2. 暗渠施工費は補助版積算システムで算出し、諸経費等は加算していない。 3. 暗渠工法が同じであれば、吸水渠施工コストは勾配の有無による違いがほとんどない。 |
| 図表1 | ![]() |
| 図表2 | ![]() |
| 図表3 | ![]() |
| 図表4 | ![]() |
| 図表5 | ![]() |
| カテゴリ | コスト 低コスト 二毛作 |
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