| タイトル | ナガチャコガネに対するクシダネマの防除効果 |
|---|---|
| 担当機関 | 埼玉県農林総合研究センター |
| 研究期間 | 1997~2002 |
| 研究担当者 |
石川 巌 |
| 発行年度 | 2002 |
| 要約 | ナガチャコガネの成虫発生期に、ナガチャコガネの天敵微生物クシダネマを、茶園のうね間土壌へ施用すると、翌年秋のナガチャコガネ幼虫密度が低下し、防除効果がある。 |
| キーワード | ナガチャコガネ、天敵微生物、クシダネマ、防除効果 |
| 背景・ねらい | ナガチャコガネに対する化学的防除法に代わる、環境負荷を軽減した天敵微生物による防除法を開発するため、クシダネマ(Steinernema kushidai)の茶園における防除効果について検討する。 |
| 成果の内容・特徴 | 1. クシダネマを茶園のうね間土壌に散布し、処理2か月後、処理区の土壌深度0~ 5cmからクシダネマの存在が確認され、5~10cmの土壌からは検出されない。また、処理8か月後もクシダネマの存在が認められ、クシダネマは茶園での越冬が可能である(表1)。 2. ナガチャコガネ成虫発生期の 7月上旬に、クシダネマを 1l/ m2の水に希釈し、うね間土壌表面に均等に散布する。線虫の処理前後に2l/ m2の水を同様に散布する(表2)。 3. クシダネマ処理 2か月後、茶園土壌には殺虫効果のある十分な線虫数が存在する(表2)。 4. クシダネマ処理翌年 4月のナガチャコガネ幼虫(処理当世代)に対する防除効果は、テフルトリン粒剤と同様に低い(表2)。 5. クシダネマ処理翌年11月のナガチャコガネ幼虫(処理翌世代)に対する防除効果は、テフルトリン粒剤より高い(表2)。 6. クシダネマの施用量は、線虫数50万頭/m2 処理でナガチャコガネ幼虫に防除効果が見られる(表2)。 |
| 成果の活用面・留意点 | 1. クシダネマは2003年3月現在、農薬取締法に基づく登録はされていない。 2. クシダネマは(株)クボタのクシダネマ製剤を用い、線虫数50万頭/m2 処理は、クシダネマ製剤の芝害虫に対する登録上の処理量である。 3. クシダネマによる夏の防除は、高温・乾燥・紫外線の影響を回避することが重要である。クシダネマは地温30℃以上では急速に死滅する。秋は地温20℃以上の時期に処理しないと、徐々に地温が低下してくるため殺虫活性が低下する。 |
| 図表1 | ![]() |
| 図表2 | ![]() |
| カテゴリ | 病害虫 害虫 乾燥 茶 農薬 防除 |
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