| タイトル | 砂耕法によるチャの液肥窒素濃度に対する生育反応 |
|---|---|
| 担当機関 | 静岡茶試 |
| 研究期間 | 2001~2002 |
| 研究担当者 |
中村茂和 望月康秀 |
| 発行年度 | 2002 |
| 要約 | 砂耕法の場合、茶樹は液肥窒素濃度50、100 mg/Lで年間乾物生産量や窒素吸収量が多く、細根の活性が高いが、200 mg/L以上でそれらは低下し、500 mg/L以上では処理開始後数週間で落葉枯死する。このため、根圏における好適窒素濃度は50~100mg/Lである。 |
| キーワード | 根圏好適窒素濃度、乾物生産量、窒素吸収量、細根活性 |
| 背景・ねらい | 茶栽培における施肥量削減は緊急の課題である。樹冠下液肥施肥法は施肥量削減に対して有効な施肥法であるが、適正な液肥窒素濃度や施肥時期などを含めた施肥法を明らかにし、効率性のより高い施肥法を確立していく必要がある。そこで、チャの生育に対する液肥窒素濃度(0~1000 mg/L)の影響を明らかにする。なお、砂耕法による無底ポット栽培で、根圏域の窒素濃度を設定した濃度に保つため、液肥を3日に1回の間隔でポット当り3Lを施用する。 |
| 成果の内容・特徴 | 1. 年間の乾物生産量は、液肥窒素濃度が50、100 mg/Lの場合、高い値を示すが、200 mg/Lではそれらに比べ約1/3まで減少し(図1)、500 mg/L以上では処理開始後数週間で葉が褐変化し、落葉枯死する。 2. 年間の窒素吸収量は、液肥窒素濃度が50、100mg/Lの場合、高い値を示すが、200 mg/Lではそれらに比べ約1/2まで減少し、500 mg/L以上ではほとんど吸収されない(図2)。 3. 時期別の窒素吸収は、冬期ではほとんどなく、夏秋期以降、液肥窒素濃度が200 mg/Lにおける窒素吸収量は、50、100 mg/Lの場合に比べて劣る(図3)。 4. 細根の活性は、液肥窒素濃度が50、100mg/Lの場合、高い値を示し、200mg/L以上では低い値を示す(図4)。 |
| 成果の活用面・留意点 | 1. 供試茶樹は、やぶきた1年生であり、雨除けハウスにおける無底ポット(内径173mm、高さ238mm)栽培によるものである。 2. 用いた窒素施用形態は、硝酸アンモニウムである。 3. リン酸およびカリは、適宜、液肥(P:3 mg/L、K:40 mg/L)を施用する。 |
| 図表1 | ![]() |
| 図表2 | ![]() |
| 図表3 | ![]() |
| 図表4 | ![]() |
| カテゴリ | 肥料 施肥 茶 |
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