| タイトル | スポット式脱臭装置による脱臭法 |
|---|---|
| 担当機関 | 静岡県中小畜試 |
| 研究期間 | 1999~2002 |
| 研究担当者 |
野町太朗 関哲夫 中村美穂 和久田高志 |
| 発行年度 | 2002 |
| 要約 | 開放型堆肥舎における抑臭を目的として、スポット式脱臭装置による試験を行った結果、アンモニアは抑えることが出来たが、さらに効率的に脱臭を行うために装置部分の密閉度を高める必要がある。 |
| キーワード | アンモニア、開放型堆肥舎、臭気対策、スポット式脱臭 |
| 背景・ねらい | 畜ふん等の堆肥化時に発生する臭気は好気的発酵が行われると、その主成分はアンモニアとなる。これを除去する為に各種の方法が検討されているが、開放式堆肥舎の場合臭気の捕捉除去が困難である。そこで自走式攪拌装置にスポット式脱臭装置(臭気の捕集と薬剤噴霧器のセット)を設置し、攪拌直後に出るアンモニアを捕集し消臭剤と混合する方法により開放式堆肥舎におけるアンモニア除去の検討を行った。 |
| 成果の内容・特徴 | 1. 試験の方法 ・ 堆肥舎は静岡県中小家畜試験場(以下当場)の施設(開放回行型)を使用し、自走式 攪拌機にスポット式脱臭装置を設置して、試験を行った。 ・ 試験期間中ふんの投入はほぼ定点となるようにし、攪拌機により日数が経つにつれ後 方に運ばれるようにした。 ・ スポット式脱臭装置の仕様は図1のとおり。攪拌機後部にフ-ドを設け、ブロワ-に より臭気を噴霧ボックスへ送り、そこで薬液と混合させる。またフ-ド後部には噴霧 器を設置し、残りの臭気物質に対し薬液を散布する ・ 薬剤は酸性水生成機の性能に合わせ1日800L作製し、分割して散布することとした。 ・ 試験は無散布、蒸留水散布、酸性水散布の状態で各1週間ずつ行い、アンモニアの測 定、投入ふん量、発酵の指標として表面下30cmの温度測定等を行った。 2. 試験結果 投入堆肥量等 ・ 試験期間中堆肥舎に投入された畜ふん量および浄化槽からの余剰汚泥量、実際の薬剤 散布量、発酵温度 などは表1、表2のとおりであり、発酵温度は各区間で差はなく、 酸性水散布による 発酵に対する影響はないものと考えられた。 アンモニア濃度の変化 ・ 堆肥舎最奥部天井付近でのアンモニア濃度は図2に示すとおり攪拌直後、蒸留水・酸性水の散布により無散布より低く30分後においても低く推移する傾向がみられた。 ・ 4時間後では拡散等により無散布でもアンモニア濃度は低下しているが24時間後に は無散布と蒸留水散布においてアンモニアの上昇傾向がみられた。 |
| 成果の活用面・留意点 | 1. アンモニアの抑制にはある程度の効果が見られ、蒸留水より、酸性水を利用した方が効果に持続性が見られる。 2. 攪拌機からの散布部分周辺の密閉率を高めることにより更なる脱臭効果が期待できる。 |
| 図表1 | ![]() |
| 図表2 | ![]() |
| 図表3 | ![]() |
| 図表4 | ![]() |
| カテゴリ | 薬剤 |
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