| タイトル | 豚人工授精用深部注入カテーテル「スナイパー」を用いた受胎成績 |
|---|---|
| 担当機関 | 長野畜試 |
| 研究期間 | 2001~2003 |
| 研究担当者 |
保科和夫 伊東正吾 小沢正美 |
| 発行年度 | 2004 |
| 要約 | 豚人工授精用深部注入カテーテル「スナイパー」を用いて、新鮮希釈精液および授精成績が劣るとされる凍結精液を人工授精すると、新鮮、凍結精液とも良好な受胎率および産子数が得られる。 |
| キーワード | ブタ、人工授精、カテーテル |
| 背景・ねらい | 現在、新鮮希釈精液による豚の人工授精は一般農場においても実施され、今後は少ない注入精子数で良好な受精成績を得られる技術が求められている。また、凍結精液を用いた人工授精は受精成績が劣るため普及していない。本研究では、子宮深部への精液注入が可能なカテーテル「スナイパー」を用いて、新鮮希釈精液の効率的利用および凍結精液による受精成績の向上を図る。 |
| 成果の内容・特徴 | 1. 使用した深部注入カテーテル「スナイパー」は先端がスパイラル式の外筒に内筒を設置し、 従来の挿入限界からさらに約10cm深部に精液の注入が可能な形状である(図1)。 2. 精液の注入条件を表1のとおりとして、未経産~5産次(平均3.8産)の正常な発情が認められた 純粋種雌豚(W,D,H,B,Y種)を用いて授精試験を実施した。スナイパーを用いた人工授精では、新 鮮希釈精液の全注精子数を従来型の約1/4にした。その結果、新鮮希釈精液においては、受胎率 78.6%、平均産子数10.7頭と通常の場合と差がなく、凍結精液では、受胎率71.4%、平均産子数 8.2頭で従来型の成績に対して、有意な差は認められないが、新鮮希釈精液とほぼ同様な成績で あった。従って、深部注入カテーテル「スナイパー」は、精液の効率的利用、凍結精液利用に おける繁殖成績向上に有効と考えられる(表2)。 3. スナイパーを用いた場合、受胎に必要な精子数は新鮮希釈精液の場合は通常のカテーテルに 比べ約1/4程度で良い。 4. 深部へのカテーテルの挿入は慎重に実施したので、試験中生殖器の損傷等は認められていな い。また、本カテーテルの使用による授精作業時間の増加はわずかである。 |
| 成果の活用面・留意点 | 1. 使用したカテーテルは(株)フロンティア インターナショナルから市販されている。 2. 深部注入のための内筒の挿入には子宮の損傷に注意する。 |
| 図表1 | ![]() |
| 図表2 | ![]() |
| 図表3 | ![]() |
| カテゴリ | 繁殖性改善 豚 |
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