| タイトル | 夏秋トマト栽培における収穫労力の軽減化のための適正着果数 |
|---|---|
| 担当機関 | 岐阜中山間農研 |
| 研究期間 | 2004~2006 |
| 研究担当者 |
鈴木隆志 藤本豊秋 傍島千鶴 井之本浩美 中西文信 |
| 発行年度 | 2006 |
| 要約 | 夏秋トマト栽培において初期・中期は3果、後期は4~5果に調整することによって、8月、9月に集中していた収穫労力のピークが10月以降に分散化され、かつ、果実単価上昇により収益性は向上する。 |
| 背景・ねらい | 飛騨地域の夏秋トマト栽培では、従来「3・3・4運動」として、第1果房3果、第2果房3果、第3果房4果に着果制限をすすめてきたが、8月、9月に収穫作業が集中するため、第4果房以降の摘果は省かれることが多く、中段以降の着果不良や果実肥大不足等によって、産地全体の10月以降の収量は減少する傾向であった。そこで、摘果程度が労力や収益性に及ぼす影響について評価を行ない、新しい摘果法について提案する。 |
| 成果の内容・特徴 | 1. 着果制限は、摘花と摘果を2段階で行い、摘花は、開花揃い時に鬼花を中心に果房当たり6花程度になるよう摘除し、多い場合は摘蕾も併せて実施する。さらに、ピンポン玉大に肥大した時期に、チャック・窓あき果を中心に摘除し、果房当たり3~5果に制限する。これらの作業は、すべての果房について行う。 2. すべての果房の目標着果数を4果に制限すると1株あたりの総収穫果数は34個となり、総収量・可販収量は最も多い(表1上)。ただし、8月~9月の収穫労力の集中が激しくなる(図1下)。 3. すべての果房の目標着果数を4果に制限する方法と初期・中期(第1~第7果房)は3果、後期(第8~第11果房)は4~5果に制限する方法を比較すると、収量性はほぼ同等であるが(表1下)、後者の方が労力の平準化が図られ、さらに、単価の高い10月~11月に収量が増加することから、収益性は向上する(図1上、図2)。 4. 初期・中期は3果、後期は4~5果に制限する方法は、摘花・摘果労力はかかるが、多段での収穫が少ないため、上下の作業動線の短縮につながり、取り残しがないか何段も目を配る必要がなく、結果的に収穫労力が軽減され、総合的な作業時間は減少する。さらに、8月上旬~9月上旬に集中した労力の分散化が図られる(図3)。 |
| 成果の活用面・留意点 | 1. 斜め誘引仕立てにおける成果である。 |
| 図表1 | ![]() |
| 図表2 | ![]() |
| 図表3 | ![]() |
| 図表4 | ![]() |
| カテゴリ | トマト |
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