| タイトル | 家畜福祉を考慮したケージでの破卵率 |
|---|---|
| 担当機関 | 静岡中小研セ |
| 研究期間 | 2004~2006 |
| 研究担当者 |
池谷守司 松井繁幸 |
| 発行年度 | 2007 |
| 要約 | 家畜福祉を考慮したケージでは、破卵率は0.16~0.31%であり、止り木側のケージ位置で破卵率が高くなる。また、単飼ケージ収容鶏に比較して飼料消費量は増加するが、収容羽数8~10羽でほぼ同等の産卵成績が得られることが再確認される。 |
| キーワード | 家畜福祉ケージ、破卵率、ニワトリ、卵用鶏 |
| 背景・ねらい | 現在、我が国の大部分の養鶏場における飼育形態は、単位面積当たりの収容羽数を高めて飼育するいわゆる高密度飼育が主流である。このような生産性のみを重視した飼育法とは異なり、鶏の福祉を考慮した飼育法に関心が高まりつつある。 そこで、EUで普及している巣箱、砂浴び場、止り木、ヤスリ等を備えた家畜福祉を考慮したケージに収容する区と従来の単飼ケージに収容する区の破卵率、鶏卵のサイズを元にした収益性について検討する。 |
| 成果の内容・特徴 | 家畜福祉を考慮したケージ(間口:120cm、奥行き:60cm、高さ:50cm)(写真1)に1ケージ当たり8羽、10羽、12羽収容する区(それぞれ8羽区、10羽区、12羽区と略)と従来の単飼ケージに収容する区(1羽区と略)に6反復で計240羽の供試鶏を割当て、141日齢から420日齢まで調査する。 1. 家畜福祉を考慮したケージで飼育する鶏の卵殻厚は厚くなり、破卵率は0.16~0.31%である。(表1)。 2. 家畜福祉を考慮したケージにおける位置別の破卵率は、止り木側で多くなる(図1)。 3. 家畜福祉を考慮したケージにおいては、飼料消費量は増加するが、サイズ別の卵の生産割合から求めた収益性も、従来の単飼ケージで飼育した鶏と差がない成績が得られることが再確認できる(表2)。 |
| 成果の活用面・留意点 | 1. 家畜福祉を考慮したケージ内の照度が高いと悪癖により生存率が低下するため、ウィンドゥレス鶏舎で飼育するのが望ましいが、開放鶏舎で飼育する場合は、遮光処理をしてウィンドウレス鶏舎と同等の照度(5~10ルクス)とする(静岡中小試研報16号 .43-47.2005)。 2. 供試した家畜福祉を考慮したケージは農家段階より規模が小さく、1羽当たりの収益には施設費を考慮していない。 3. 新規に家畜福祉を考慮したケージを導入しようとする際の参考となる。 |
| 図表1 | ![]() |
| 図表2 | ![]() |
| 図表3 | ![]() |
| 図表4 | ![]() |
| カテゴリ | 鶏 |
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