| タイトル | 水稲の高温登熟性検定法の評価と基準品種の選定 |
|---|---|
| 担当機関 | 新潟農総研 |
| 研究期間 | 2003~2007 |
| 研究担当者 |
金田智 小林和幸 松井崇晃 石崎和彦 本圖明日香 名畑越夫 |
| 発行年度 | 2007 |
| 要約 | 高温登熟性の把握には登熟期間の高温処理が有効であり、処理の方法が異なっても品種の評価に大きな違いはない。主要品種のうち12品種を基準品種とする。 |
| キーワード | 高温登熟、基準品種、検定、水稲、選抜手法 |
| 背景・ねらい | 近年、気象温暖化の進行にともない、白未熟粒の発生による玄米の品質低下が問題となっている。高温登熟性の優れた水稲品種の開発には、育成系統の登熟性を高い精度で評価して選抜する手法が必要である。高温登熟性の検定は、いくつかの方法が提案されているが、手法間の比較検討がなされていない。そこで、これまで試されている検定法を評価するとともに、国内の普及品種を中心に登熟性のランク付けをして基準品種を選定する。 |
| 成果の内容・特徴 | 1. 玄米の品質を示す良質粒歩合は、かけ流し、ハウス、プール、人工気象室の順に低下し、品種間差が拡大することから、登熟期間の高温処理は高温登熟性の把握に有効である(表1)。 2. 検定方法間における品種の良質粒歩合の順位は0.58~0.73の相関係数を示し、高温処理の方法が異なっても品種の高温登熟性の評価に大きな違いはない(表2)。 3. 高温登熟性の基準品種として、「ふさおとめ」を“強”、「てんたかく」「はなひかり」「越路早生」を“やや強”、「ひとめぼれ」「はえぬき」「ホウネンワセ」を“中”、「味こだま」「加賀ひかり」「扇早生」を“やや弱”、「トドロキワセ」「越の華」を“弱”に選定する。ただし、中生品種である「コシヒカリ」「キヌヒカリ」「どんとこい」は登熟期間の平均気温が他の品種に比べて低く、高温登熟性を強めに評価した可能性があるため参考品種とする(表3)。 |
| 成果の活用面・留意点 | 1. 基準品種は高温登熟性検定に供試し、育成系統の評価に活用できる。 2. 高温登熟性は、出穂期の近い基準品種と比較して判定できる。 |
| 図表1 | ![]() |
| 図表2 | ![]() |
| 図表3 | ![]() |
| カテゴリ | 水稲 品種 |
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