| タイトル |
イタリアンライグラスのカリウム濃度を適正に保つ土壌中交換性加里濃度 |
| 担当機関 |
福井畜試 |
| 研究期間 |
2006~2008 |
| 研究担当者 |
牧田康宏
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| 発行年度 |
2008 |
| 要約 |
イタリアンライグラス草地の適正土壌管理として、土壌中の交換性加里濃度を乾土100g当たり44mg未満とすることで、テタニーを2.2未満、カリウム濃度3.0%未満に抑え、600kg/10a程度の乾物収量が得られる。
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| キーワード |
イタリアンライグラス、カリウム、交換性加里、乾物収量
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| 背景・ねらい |
福井県内において、テタニー比が高いイタリアンライグラスがしばしば見られる。これはこれまでの家畜排泄物の還元により土壌中の加里濃度が高くなり、土壌や作物体のミネラルバランスが崩れているのが原因と考えられる。 そこで、イタリアンライグラスにおける草地土壌の塩基濃度と作物中のミネラルバランスの関係を明らかにし、カリウム濃度を適正に保つ土壌中交換性加里濃度を求める。
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| 成果の内容・特徴 |
- 土壌中の交換性加里濃度と乾物収量、作物中カリウム濃度およびテタニー比(K/Ca+Mg当量比)との間には正の相関(5%水準有意)がある(表1)。
- 作物中のカリウム濃度とテタニー比の間には、正の相関(r=0.863**)があり、テタニー比が2.2のとき作物中カリウム濃度は3.0%である。一方、カルシウムやマグネシウム濃度とテタニー比の相関は低い(表1、図1)。
- 土壌中の交換性加里濃度と作物中のカリウム濃度との間には正の相関(r=0.597*)があり、作物中カリウム濃度が3.0%のとき土壌中交換性加里は44mg/100g乾土である(図2)。
- 土壌中の交換性加里濃度と乾物収量との間には正の相関(r=0.512*)があり、土壌中交換性加里が44mg/100g乾土のとき乾物収量は618kg/10aである(図3)。
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| 成果の活用面・留意点 |
- イタリアンライグラスの1番草採草時期(出穂~穂揃い期)の褐色森林土および灰色低地土で得られたデータで、イタリアンライグラス栽培での土壌管理の参考になる。
- 土壌中交換性加里44mg/100g乾土を維持するためには、肥料や堆肥からのカリウム吸収量が18kg/10aとなるよう利用率を考慮し施用する。
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| 図表1 |
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| 図表2 |
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| 図表3 |
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| 図表4 |
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| カテゴリ |
肥料
イタリアンライグラス
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