タイトル | 水田における稲わらのすきこみと冬期湛水を組み合わせた水系の硝酸性窒素除去技術 |
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担当機関 | 生産環境部 |
研究期間 | 2007~2009 |
研究担当者 |
高橋智紀 新良力也(中央農研) 宮地直道(日本大学) 福島務 稲垣栄洋 大石智広 松野和夫 |
発行年度 | 2008 |
要約 | 硝酸性窒素の除去による水質浄化が必要な地域内の水田において、湛水直前に稲わらをすきこみ、本来は非灌漑期間である冬から初春に湛水状態を保つことにより、農業水系における窒素除去量を安定的かつ効率的に高めることができる。 |
キーワード | 脱窒、水田、窒素除去、冬期湛水、有機物すきこみ |
背景・ねらい | 茶園-水田地形・地目連鎖系においては台地から流出した硝酸性窒素(以下、窒素とする)が水田の脱窒作用によって除去される。こうした水田の窒素除去機能を積極的に活用するためには、湛水期間を拡大することが有効である。水稲の収穫作業等を勘案すると、湛水の拡大期間は冬期から初春の時期に設定し、冬期湛水体系とすることが望ましい。しかし、一方では脱窒活性が低い低温期においては表面流去水での除去速度は低下することが知られている(平成17年度共通基盤土壌肥料成果情報「冬期掛け流し潅漑を行う場合の水田の硝酸性窒素除去能の推定式」)。 ここでは冬期湛水を行った実規模の営農水田において窒素除去量の増加効果を実証するとともに、冬期湛水に稲わらのすきこみを組み合わせることにより冬期の窒素除去量をさらに高める技術を提案する。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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図表1 | |
図表2 | |
図表3 | |
図表4 | |
カテゴリ | 肥料 病害虫 雑草 水田 茶 土壌管理技術 |