ダイズ褐斑粒原因ウイルスの感染時期と褐斑粒発生率、種子伝染率との関係

タイトル ダイズ褐斑粒原因ウイルスの感染時期と褐斑粒発生率、種子伝染率との関係
担当機関 新潟農総研
研究期間 2004~2008
研究担当者 黒田智久
名畑越夫
堀 武志
佐藤秀明
石川浩司
発行年度 2008
要約 褐斑粒原因ウイルス(CMV、SMV、PSV)は生育初期に感染すると高率で褐斑粒を発生させ、種子伝染する。褐斑粒率はウイルスの種類によらず開花期4~5週間後の感染でほぼ0%となる。種子伝染率は、SMVとPSVでは開花期の3~4週間後、CMVでは6~7週間後ころにほぼ0%となる。
キーワード CMV、SMV、PSV、褐斑粒、種子伝染
背景・ねらい ダイズ褐斑粒はCMV、SMV、PSV等の植物ウイルスの感染によって発生するが、全ての原因ウイルスは種子伝染する。種子生産現場においては、ウイルスを媒介するアブラムシ防除や感染株抜き取り等でウイルス病を防除しており、効率的な防除法が必要とされている。そこで、ダイズ生育期間中のウイルス感染時期と褐斑粒率、種子伝染率との関係を調査し、効率的健全種子生産体系の策定に資する。
成果の内容・特徴
  1. キュウリモザイクウイルス(CMV)、ダイズモザイクウイルス(SMV)、ラッカセイわい化ウイルス(PSV)は、開花期以前に感染すると高率に褐斑粒を発生させるが、開花期の4~5週間後以降の感染では褐斑粒をほとんど発生させない(図1)。
  2. CMV、SMV、PSVの種子伝染率は、初生葉から第一本葉展開時の感染で最も高く、徐々に減少する。SMVとPSVでは開花期の3~4週間後、CMVでは6~7週間後ころにほぼ0%となる(図2)。
成果の活用面・留意点
  1. 1. 品種はエンレイを用いた。
図表1 218967-1.gif
図表2 218967-2.gif
カテゴリ 病害虫 きゅうり 植物ウイルス 大豆 品種 防除 らっかせい わい化

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