| タイトル | 観光農園のリピーター確保策 |
|---|---|
| 担当機関 | 和歌山県農林水産総合技術センター |
| 研究期間 | 1999~2001 |
| 研究担当者 |
光定伸晃(現和歌山県農林水産部農林水産総務課) 辻和良 |
| 発行年度 | 2002 |
| 要約 | 観光農園でリピーターを確保するには、収穫物の味や接客対応、付帯施設の整備状況などの水準を高め来園者に満足を与えることが重要である。来園者が満足すれば、観光農園の評判は口コミで消費者に拡がり、新規来園者の増加が期待できる。 |
| キーワード | 観光農園、リピーター、満足度 |
| 背景・ねらい | 農村部を訪れる都市住民を増やし、地域を活性化する役割が期待される観光農園では、新規来園者を増やすことに加えて、リピーターを確保することが重要な課題である。そこで観光ブドウ園「有田巨峰村」の来園者に対して行った来園理由や満足度などの調査結果をもとに観光農園のリピーターの確保策について検討する。 |
| 成果の内容・特徴 | 1. 調査の対象とした「有田巨峰村」は、観光ブドウ園を経営する28戸の農家によって運営され、町観光協会・商工会と連携した宣伝活動やイベント開催のほか、パンフレット・案内看板の作成、アルバイト雇用による来園客の受付・案内等を参加農家の共同で行っている。この農園へは毎年、開園期間の8月下旬からの約1ヵ月間に2万人余りの消費者が訪れている。 2. リピーターの再度来園した理由は、「前回食べたブドウがおいしかった」、「ブドウが好きだから」、「前回訪れたときの接客が良かった」、「休日をのんびり過ごせた」、「周囲の田園風景が好きだから」等である(図1)。 3. 来園者の「再度来園するか」の意向と観光ブドウ園の「ブドウの味」、「接客サービス」、「料金」、「付帯施設」に対する来園者の評価(満足度)をクロス集計すると、「ぜひまた訪れたい」と回答した来園者の満足度が全ての項目において最も高い(表1)。観光ブドウ園のこれらの項目に満足した人がリピーターとなっている。 4. 個々の観光農園で、「付帯施設の整備状況」や「接客サービス」に対する満足度が高く評価された農園は「全般的な満足度」が高く評価されている(図2)。「付帯施設の整備状況」や「接客サービス」が良好な経営は来園者に満足を与えている。 5. これらのことから、観光農園でリピーターを確保するには、収穫物の味や接客対応、付帯施設の整備などの水準を高め、来園者に満足を与えることが重要である。また、リピーターは周囲の景観が好きで来園を繰り返していることから、観光農園周辺の農村景観を保全することも大切である。さらに、こうした来園者の満足度が高まれば、観光農園の評判は口コミで消費者に拡がり、新規来園者の増加が期待できる。 |
| 成果の活用面・留意点 | 1. 観光農園経営者や観光農園の設置で地域の活性化を目指す行政機関やその関係組織の活動に参考となる。 2. 観光農園でリピーターの確保には、これらの取り組みに加えて、利用客名簿の作成やダイレクトメールによる消費者への情報提供などの顧客管理や利用客アンケートの実施と運営改善への利用なども重要である。 |
| 図表1 | ![]() |
| 図表2 | ![]() |
| 図表3 | ![]() |
| カテゴリ | 経営管理 ぶどう |
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