抵抗性品種の利用・栽培管理によるレタスビッグベイン病の発病抑制

タイトル 抵抗性品種の利用・栽培管理によるレタスビッグベイン病の発病抑制
担当機関 兵庫農総セ
研究期間 2000~2002
研究担当者 桐村義孝
合田 薫
小林尚司
西口真嗣
田中尚智
発行年度 2002
要約 レタスビッグベイン病発生地域での発病抑制対策として、強度の汚染圃場では「Bay View」他7品種を、汚染程度の軽い圃場では「ロジック」、「99LE10」を用いる。栽培管理では、高畝栽培による排水改善や土壌のpHの低下を図ることにより発病が抑えられる。
キーワード レタス、ビッグベイン病、抵抗性品種、耕種的防除
背景・ねらい レタスビッグベイン病は、糸状菌(Olpidium brassicae)が媒介する土壌伝染性ウイルス病害で、冬穫りレタスの産地で発生が目立ってきており、産地の存続が危ぶまれる。これまでに、着色フィルムを利用した太陽熱土壌消毒の防除効果が高いことを明らかにした(平成11年度)。
そこで、抵抗性品種の利用やOlpidium菌の生態的特性を利用した耕種的防除法について検討する。
成果の内容・特徴 1.
「Thompson」、「Bay View」、「Cannery Row」、「Spreckels」、「BV-1」、「BV-6」、「BV-8」、「LE2101」は、発病株率が10%未満となり優れた抵抗性を示し、強度の汚染圃場に適する(表1)。これらの品種は、結球重が500g以上、2L球の比率が30%以上と肥大性が優れる。しかし、「Thompson」を除いて秀品率が20%未満と低い。「Thompson」は、葉縁に細かい切れこみができ、慣行品種の「サントス2号」と形質が異なる。
2.
「ロジック」、「99LE10」は、汚染程度の軽い圃場に適し、球の形状が安定し秀品率が高い。
3.
耕種的には、畝の高さを慣行の20cmから30cmに高くして排水を改善したり、ピートモスを13L/m2施用して土壌のpHを7.0から5.8程度に下げることにより、発病株率を低下させることができる(図1)。特に、ピートモスの施用はレタスの球の肥大が優れ、ボリュームアップが図られる。
成果の活用面・留意点 1.
圃場の汚染程度に応じて、品種を選択する。抵抗性の強い品種は、生育が旺盛になりやすい傾向があるため施肥量を2~3割程度少なくする。
2.
高畝栽培は、排水性改善による感染抑制効果は認められるが、球の肥大を促進するため生育後半の潅水が必要である。
3.
全量基肥施用による太陽熱土壌消毒マルチ栽培法と組み合わせると防除効果が高まる。
図表1 219428-1.gif
図表2 219428-2.gif
カテゴリ 病害虫 栽培技術 施肥 抵抗性 抵抗性品種 土壌消毒 排水性 品種 防除 レタス

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