| タイトル | 静電負荷式常温噴霧器によるハウスミカンのミカンキイロアザミウマの省力防除 |
|---|---|
| 担当機関 | 環境担当 |
| 研究期間 | 2000~2000 |
| 研究担当者 |
川西 健児 森末 文徳 山下 泰生 衣川 勝 |
| 発行年度 | 2002 |
| 要約 | ハウスミカンに発生するミカンキイロアザミウマの防除作業において、静電負荷式常温煙霧機を用いて、クロルフェナピルフロアブルを散布することにより、通常の動力噴霧器による手散布と比較して、防除効果は同等で、作業の省力化と軽作業化が図られる。 |
| キーワード | ハウスミカン、ミカンキイロアザミウマ、常温煙霧機、静電散布、省力化 |
| 背景・ねらい | ハウスミカンにおける防除作業は、高温下での作業が多く、最も労働強度の高い作業であるばかりでなく、農薬被爆の危険性が極めて高い作業であるため、省力・軽作業化が求められている。また、近年では、ハウスミカンを加害するミカンキイロアザミウマが多く発生し、防除回数が従来以上に増加し、省力化を阻害する要因となっている。そこで、ミカンキイロアザミウマに防除効果の高いクロルフェナピルを静電負荷式常温煙霧機により散布を行い、その防除効果及び省力効果について検討する。 |
| 成果の内容・特徴 | 1. 静電付加式常温煙霧機を用いてクロルフェナピルフロアブルを10a当たり薬量300ml、水量10リットルで散布した場合、慣行の動力噴霧機を用いて同一の薬量(ただし水量は600リットル)で散布した場合とほぼ同等の防除効果が認められる。また、無散布と比べて高い防除効果があり、薬害も認められないことから実用的である(表1)。 2. 静電付加式常温煙霧機を用いて防除を行った場合、慣行の動力噴霧機を用いた場合に比べ、いずれの作業とも作業時間は短くなり、省力化が図られる。また、静電付加式常温煙霧機を用いて防除を行った場合の心拍数増加率は低く、かつ心拍数の標準偏差も小さいことから、慣行の動力散布器を用いた防除作業と比較して、軽作業化が図られ、かつ労働負荷の変化も少なくなる(表2)。 3. ハウスミカンのミカンキイロアザミウマを対象としたクロルフェナピルフロアブルの常温煙霧機への適用拡大は、平成14年4月26日に登録された。 |
| 成果の活用面・留意点 | 1. 大面積のハウスやハウスの形状によっては、薬液の付着が不均一となる場合があるので、常温煙霧機の設置位置等に留意する。 2. 高温時における散布は、薬害等が発生することがあるので、夕方に散布し、作業後6時間以上、できれば翌朝までハウスを密閉しておくことが望ましい。 3. 処理後は、十分換気を行ってからハウス内へ入室する。 |
| 図表1 | ![]() |
| 図表2 | ![]() |
| カテゴリ | 病害虫 省力化 農薬 防除 |
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