新規侵入雑草ゴウシュウアリタソウの発生生態と防除法

タイトル 新規侵入雑草ゴウシュウアリタソウの発生生態と防除法
担当機関 埼玉農総研
研究期間 1999~2000
研究担当者 岩崎泰史
発行年度 2002
要約 ゴウシュウアリタソウの生育適期は7~8月で、高温条件下では出芽後3週間で稔実する。種子には休眠性がなく、適条件下では直ちに発芽、生長する。防除法として土壌処理除草剤や土壌くん蒸剤の防除効果が高い。
キーワード ゴウシュウアリタソウ、土壌処理除草剤、土壌くん蒸剤
背景・ねらい 近年、火山灰土壌地帯の野菜産地を中心に、帰化雑草の一種であるアカザ科のゴウシュウアリタソウ(Chenopodium pumilio、図3)が侵入し、増殖率が高いことや、生育に光を要求することから草丈の比較的低い野菜類でその蔓延が問題となっている。しかし、詳細な生態やその防除法についての研究はほとんど行われていない。そこで、本雑草の発生生態を明らかにするとともに防除法を確立する。
成果の内容・特徴 1.
発芽適温は25~30℃と比較的高い(図1)。
2.
ゴウシュウアリタソウは、適条件下では播種3日後に発芽し、18日後に開花、24日後には稔実種子を結び始める(図2)。
3.
土壌処理除草剤ではペンディメタリン乳剤、ペンディメタリン粉粒剤、トリフルラリン乳剤、ベンチオカーブ・ペンディメタリン・リニュロン乳剤の防除効果が高い(表1)。
4.
土壌くん蒸剤ではカーバムナトリウム塩液剤、メチルイソチオシアネート油剤の防除効果が高い(表2)。
成果の活用面・留意点 1.
ゴウシュウアリタソウの発生時期は、関東地方の露地畑では4~10月で、特に気温の高い夏季に高い増殖率を示し蔓延する。
2.
本雑草の種子は極めて小さく、風雨により容易に移動することから、障壁等により隣接発生畑からの種子の侵入を防ぐ。
3.
本雑草に効果のある土壌処理除草剤、土壌くん蒸剤は、対象作物に登録のあるものに限り利用可能である。
図表1 216888-1.gif
図表2 216888-2.gif
図表3 216888-3.gif
図表4 216888-4.gif
図表5 216888-5.gif
カテゴリ 病害虫 雑草 除草剤 土壌くん蒸 土壌処理 播種 防除

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