もみがら耕装置による促成トマトの養液栽培

タイトル もみがら耕装置による促成トマトの養液栽培
担当機関 大分県農業技術センター
研究期間 1997~1998
研究担当者 広末徹
佐野雅俊
山田晴夫
豊田光雄
木下陽一
発行年度 1998
要約 もみがら耕装置での促成トマトの養液栽培は、土耕並みの収量が得られる。養液は大塚A処方で活着時EC1.0dS/m、第4花房開花期以降2.4dS/mで管理する。給液量は0.5L/株/回で生育に併せて回数を加減する。培地は3作まで使用が可能である。大分県農業技術センター・野菜部
背景・ねらい 連作障害回避や省力軽作業化のため養液栽培が普及しているが施設費が高価格である。当農技センター農村計画部は培地に“もみがら”を使用した低コストな養液栽培装置を開発した。この装置を利用した促成トマトの栽培方法を確立する。
成果の内容・特徴
  1. もみがらから溶出する水溶性K+は養液組成に悪影響を及ぼすため除去が必要である。その除去方法は、栽培ベッドにもみがらを充填し、栽培開始前に水を循環させて洗浄する。1日当たりの循環回数は多い方が良く、1~2日毎に洗浄水は交換する。交換時の洗浄水のECが0.5dS/m程度になれば洗浄は完了する。
  2. 養液は大塚A処方とし、ECは定植時1.0dS/m、活着後徐々に上げて第4花房開花期以降は2.4dS/mで管理すると良い(表1)。
  3. 給液量は定植後活着促進のため0.5L/株/回を10回/日、以降徐々に減じ、第4花房開花期には5~6回/日とし、着果負担がかかる収穫開始期から徐々に増して4月からは10回/日程度行うと良い(表2)。
  4. 収量は土耕並みに確保できる。培地のもみがらは3作まで連続使用が可能で、連用することで収量が増加する傾向がある(表3、表4)。
成果の活用面・留意点
  1. もみがらは保水性が弱いので、生育促進のため定植後から生育初期にかけて培地に養液が十分かかることが必要である。
  2. 2作目以降では前作の栽培終了後培地を乾燥させ、残査を振るって除去すると良い。3作終了後にはもみがらが細粉化し、灌水チューブの目詰まりの原因となる。
図表1 220902-1.gif
図表2 220902-2.gif
図表3 220902-3.gif
図表4 220902-4.gif
カテゴリ 乾燥 栽培技術 低コスト トマト 養液栽培 連作障害

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