| タイトル |
コゴミの促成栽培 |
| 担当機関 |
大分県農業技術センター |
| 研究期間 |
1997~1998 |
| 研究担当者 |
佐藤如
安部貞昭
甲斐寿美徳
一万田賢治
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| 発行年度 |
1998 |
| 要約 |
コゴミの促成栽培は、12月下旬以降に株径50mm以上の大株を根を付けて掘り上げ、直ちに摂氏20~25度に加温した床に伏せ込むと、株当たり50~60gの収量が得られる。翌年も収穫する場合は、5葉程度収穫した後再度株養成床で養成する。大分県農業技術センター・畑地利用部
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| 背景・ねらい |
コゴミは1月から4月に収穫でき、軽量で単価の高い品目であり、今後中山間地域の複合経営に取り入れる品目として有望視されている。そこで、生産安定を図るための栽培技術を明らかにする。
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| 成果の内容・特徴 |
- 数量化[I]類で解析した結果,3月までの収量にはレンジが大きかった、株の大きさ、冷蔵処理、年次、株養成用の葉を残す時期、系統、掘り上げ時期、前年の収穫葉数、掘り上げ時の根の多少、遮光処理の順に影響する(表1)。
- 株径が大きいと多収である。大株(50mm以上)では掘り上げ時の根量が少ない場合、収穫がやや遅れるものの影響は小さいが、中株(30~50mm)では減収する(表2)。
- 11月から12月上旬に掘り上げた場合、摂氏5度で20日間の冷蔵処理を行うと萌芽が順調に行われる。12月下旬以降に掘り上げた場合は、冷蔵処理は不要である(表3)。12月から加温する場合、摂氏20度より摂氏25度で加温した方が萌芽が早い。1月以降は摂氏20度で良い(データ省略)。
- 伏せ込み床の遮光処理は収量、品質に影響しないことから、遮光栽培により昼間の温度管理が省力化できる(以下データ省略)。
- 同じ株を2年連続して使用する場合は、1年目の収穫は5葉程度にとどめる。
- 全ての葉を収穫せずに、数枚葉を展開させて株養成をしながら収穫する株養成併用収穫法の効果はない。
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| 成果の活用面・留意点 |
- ハウス内の2重トンネル栽培とし、電熱線等で地温を確保する。大株で100株/平方メートルの伏せ込みができる。
- 冷蔵処理は摂氏5度で行い、バーミキュライト等をコンテナに詰めて乾燥を防止する。
- 11月以降順次掘り上げてコンテナに詰め冷蔵庫で保管し、適時取り出しコンテナのまま伏せ込み床で栽培するコンテナ栽培が可能である。
- 10葉以降の収穫は葉重が徐々に小さくなり品質が低下する。
- 増殖方法は「コゴミのランナーを利用した増殖方法」(研究成果情報12号)を参照。
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| 図表1 |
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| 図表2 |
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| 図表3 |
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| カテゴリ |
温度管理
乾燥
経営管理
栽培技術
省力化
中山間地域
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