チャ品種の秋芽の生育停止期

タイトル チャ品種の秋芽の生育停止期
担当機関 宮崎県総合農業試験場茶業支場
研究期間 1998~1998
研究担当者 古野鶴吉
発行年度 1998
要約 チャ秋芽の生育停止期は、10月下旬~12月中旬で品種差異があるが、一番茶萌芽期との相関は低い。生育停止期の遅い品種は、裂傷型凍害抵抗性が弱く、チャノホソガ越冬世代の発生量が多い傾向がある。宮崎県総合農業試験場茶業支場・育種科
背景・ねらい 秋芽の生育停止期の早晩は、チャ品種の特性の一つであり、整せん枝時期の決定、初冬期の寒害、病害虫の発生に影響があるものと推察されるので、遺伝資源の特性評価事業の一環として検定評価する。
成果の内容・特徴
  1. 秋芽の生育停止期の最も早い品種は「あかね」と「ひめみどり」で10月下旬に停止し、最も遅い品種は「べにふじ」で12月中旬に停止する。
  2. 秋芽の生育停止期と一番茶の萌芽期とは相関が低く、萌芽期の早い品種が秋芽が遅くまで生育するとは限らない。
  3. 秋芽の生育停止期の遅い品種は、裂傷型凍害抵抗性が弱く、チャノホソガ越冬世代の発生量が多い傾向がある。
成果の活用面・留意点
  1. この結果は、宮崎県児湯郡川南町におけるものであり、他地域によっては別途調査し,補正する必要がある。
  2. 宮崎県茶栽培技術指導指針に登載し、指導資料として活用する。
図表1 220946-1.gif
図表2 220946-2.gif
カテゴリ 育種 遺伝資源 害虫 栽培技術 抵抗性 凍害 品種

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