| タイトル |
クッション性の高い牛床マットが乳牛の採食性,起立・横臥行動に及ぼす効果 |
| 担当機関 |
鹿児島県畜産試験場 |
| 研究期間 |
1999~1999 |
| 研究担当者 |
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| 発行年度 |
1999 |
| 要約 |
クッション性の高いマットを使用すると,クッション性の少ないないマットに比べ,乳牛にとって牛床の快適性が高まると考えられ,起立・横臥動作時に受ける牛体への負担が軽減される。その結果,乾物摂取量が増加し,乳量の増加が期待できる。
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| 背景・ねらい |
乳牛の飼養環境は, 乳牛の生産性,収益性及び健康に大きな影響を与え,乳牛にかかるストレスを低減することにより生産性,収益性の向上につながると考えられている。アメリカでは飼養管理上一番重要な問題として「カウコンフォート(乳牛の快適性)」をあげ,牛床,換気,繋留,飼槽,水槽等の改善に取組み,種々のストレス低減を図っている。そこで,牛床のクッション性が乳牛の採食性,泌乳性,起立・横臥行動に及ぼす効果を明らかにする。
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| 成果の内容・特徴 |
- 乾物摂取量は,クッション性の高いチューブ型マットレスが従来のゴムマットに比べ有意に高い(表1)。
- 乳量は,有意差はなかったがクッション性の高いチューブ型マットレスが高い傾向を示し,乳成分率,乳成分量,FCM乳量に差はない(表2)。
- 採食・反芻行動には差はない(表3)。
- 日横臥時間は,クッション性の高いチューブ型マットレスが長い傾向を示し,日横臥回数は,クッション性の高いチューブ型マットレスが多く従来のゴムマットの約2倍である。また,横臥1回あたりの時間(単位横臥期)は,従来のゴムマットが有意に長く,クッション性の高いチューブ型マットレスの約1.5倍である(表4)。
以上のことから,クッション性の高いマットが,牛床の快適性が高く,起立,横臥動作時に受ける牛体への負担が軽減されると考えられる。その結果,クッション性の高いマットで乾物摂取量が増加し,乳量が高い傾向を示すと推察される。
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| 成果の活用面・留意点 |
- チューブ型マットレスの耐用年数は利用形態によって変動すると考えられる。
- 多くの種類のものが流通しているので,飼養形態や管理の方法,床構造,敷料の種類及び量,コスト等を考慮した導入が必要である。
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| 図表1 |
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| 図表2 |
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| 図表3 |
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| 図表4 |
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| カテゴリ |
コスト
飼育技術
乳牛
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