| タイトル |
小ネギの在圃日数短縮技術と年間作付モデル |
| 担当機関 |
大分県農業技術センター |
| 研究期間 |
1998~1999 |
| 研究担当者 |
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| 発行年度 |
1999 |
| 要約 |
中山間地域における小ネギ栽培では、冬期の長繊維不織布のうきがけにより20日程度、セル苗利用の機械移植により20~30日在圃日数が短縮できる。機械移植した場合の在圃日数は最短で41日、最長で77日、年平均で60日である。大分県農業技術センター・畑地利用部
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| 背景・ねらい |
大分県の中山間地域における小ネギ栽培は、年間の作付け回数が2~2.5回と少なく、生産者一戸当たりの栽培面積が小さい。このため、所得向上を図るには、1作当たりの在圃日数を短縮して年間作付回数を増加させることが必要である。そこで、移植栽培と被覆資材を利用した小ネギの在圃日数短縮技術を開発して、年間の作付けモデルを作成する。
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| 成果の内容・特徴 |
- 10~12月播種では、長繊維不織布のうきがけ(地上高80cm)で約摂氏3度の保温効果があり、収穫前12~25日前に除去すると20日程度生育が促進され、品質(葉色、葉の硬さ)は無被覆と同等である(表1)。
- 機械移植における育苗は、448穴トレイで1穴当たり11粒播種するとよい。機械移植は直播栽培に比べて、7、8月収穫で20日程度、11、12月収穫で 25日程度、3、4月収穫で30日程度在圃日数が短縮できる。
- 移植前20日間の平均気温(χ)と育苗日数(y)の間にはr=0.829、移植後30日間の平均気温(χ)と在圃日数(y)の間にはr=0.554の一次回帰式が得られ、移植日前後の気温から育苗日数と在圃日数が推定できる(図1、図2、気温は場内の外気温)。
- 得られた回帰式を用いて、平年気温をもとに年間の作付けモデルを作成した結果、育苗日数の最短が8月上~下旬移植で25日、最長が1月下旬~2月上旬移植で50日、年平均で38日である。在圃日数は最短が7月上~下旬移植で41日、最長が1月上旬~1月中旬移植で77日、年平均で60日である(図3)。
- 年間の作付回数としては最大で5作が可能となるが、気象変動や収穫及び土壌消毒に要する日数、複数のビニルハウス利用による連続安定出荷等を考慮すると、作付計画としては年当たり4作が適切である。
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| 成果の活用面・留意点 |
- 育苗日数は夏期20日、春秋期30~40日、冬期50日を目安とし次作の移植予定日から逆算して遅れないように播種する。
- 生育むらを少なくするために灌水施設を整えハウス内が均一に灌水できるようにする。
- 被覆資材を除去するときは、ボトリチス属菌による葉枯症が出ないように気温や換気に注意する。
- 平坦地より気温が低く日照時間が少ない中山間地域の技術として有効である。
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| 図表1 |
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| 図表2 |
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| 図表3 |
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| 図表4 |
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| カテゴリ |
育苗
直播栽培
出荷調整
中山間地域
土壌消毒
ねぎ
播種
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