カボチャの早熟栽培における有孔ポリフィルム利用によるトンネル換気の省力化

タイトル カボチャの早熟栽培における有孔ポリフィルム利用によるトンネル換気の省力化
担当機関 鹿児島県農業試験場
研究期間 1999~2001
研究担当者
発行年度 1999
要約 カボチャのトンネル早熟栽培の換気作業は、有孔ポリフィルムの開孔率を段階的に上げることで必要とせず、慣行(塩化ビニル栽培)の手換気と同等以上の収量が得られる。鹿児島県農業試験場・園芸部
背景・ねらい カボチャのトンネル早熟栽培におけるトンネルの換気作業は、換気が手作業のため、管理作業中最も時間を要し、規模拡大の阻害要因になっている。そこで、トンネル換気の省力化の可能性及び生育、収量に及ぼす影響について検討し、換気作業時間の短縮化を図る。
成果の内容・特徴
  1. 定植から4月上旬までのトンネル内気温は、塩化ビニル(手換気)に比べ有孔ポリフィルムが高目に推移する(図1)。
  2. 外気温が概ね摂氏20度を越える時期(3月下旬頃)に達したら、開孔率を0.75%→1.5%に変えて、トンネル内気温が摂氏40度以上にならないように換気する。
  3. トンネルの換気に要する時間は(つる先開放まで)は、塩化ビニルの40hr/10aに対し、有孔ポリフィルムでは換気作業を必要とせず、大幅に短縮できる(表1)。
  4. 栽培終了時の生育は、塩化ビニルに比べ有孔ポリフイルムがやや旺盛である(表2)。
  5. 定植から開花までの日数は、有孔ポリフイルムと塩化ビニルで大差ない(表3)。
  6. 有孔ポリフィルムの収量は、塩化ビニルと同等か、それを上回る(表3)。
成果の活用面・留意点
  1. トンネルの高さが低い場合、トンネル内の葉が被覆資材と接触し葉焼けを生じる等果実肥大に影響するので、トンネルの高さは60cm以上確保する。
  2. 有孔ポリフィルム内は乾燥しやすいので、マルチ内は定植前に十分かん水し、かん水チューブを設置する。
  3. トンネルの被覆資材(有孔ポリフィルム)は、強風で被害を受けないように対策を講じる。
図表1 221221-1.jpg
図表2 221221-2.jpg
図表3 221221-3.jpg
図表4 221221-4.jpg
カテゴリ かぼちゃ 乾燥 規模拡大 栽培技術 省力化

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