タイトル |
ホウレンソウの隔離床栽培のための育苗技術 |
担当機関 |
総合農林試験場 |
研究期間 |
1998~2000 |
研究担当者 |
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発行年度 |
1999 |
要約 |
ホウレンソウのチェーンポット育苗は定植が容易で省力的な栽培方法である。また、冬期のセルトレイ育苗では408穴、288穴セルトレイで40日育苗が適している。総合農林試験場・野菜花き部・野菜科
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背景・ねらい |
ホウレンソウは栽培技術の向上に伴って、周年栽培が普及している。しかしながら、土壌酷使や不適期における品質の低下や夏期の立枯病、萎凋病発生など、周年栽培を行う上での問題は多い。そこで、ここではホウレンソウの周年栽培を行う上での品質の向上と在圃期間の短縮を図るため、隔離床栽培における育苗法について検討を行う。
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成果の内容・特徴 |
- ホウレンソウのチェーンポット育苗を行うには、定植時は培土量が少なく小さめであるが、収穫時の株張りがよく、ポットの単価も他のものに比べて安い、えええ高さ3cmのものが適している(表1、表2)。
- 冬期のセルトレイ育苗における育苗は、播種後30日、40日で順調に生育し収量も多い。このため、この時期の育苗日数は在圃期間の短い40日育苗が適する(表3、表4)。
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成果の活用面・留意点 |
- チェーンポット育苗を行う場合は、株間が5cmのみであるため、株間に問題がある場合は定植後に間引きを行う。
- 育苗時には元肥は入れず、生育をみながら液肥で追肥を行う。
- 隔離床にはできるだけ病気を持ち込まないように心がける。
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図表1 |
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図表2 |
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図表3 |
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図表4 |
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カテゴリ |
育苗
栽培技術
立枯病
播種
ほうれんそう
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