| タイトル |
高温期のアールス系メロン栽培における紙マルチシートの利用特性 |
| 担当機関 |
鹿児島県農業試験場 |
| 研究期間 |
1999~2002 |
| 研究担当者 |
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| 発行年度 |
1999 |
| 要約 |
高温期のメロン栽培における紙マルチシートは、地温上昇抑制効果が高く、土壌水分の制御が容易なことから果実品質が向上する。鹿児島県農業試験場・園芸部
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| 背景・ねらい |
高温期における野菜生産では、地温上昇抑制を目的としてアルミ粉末利用フィルムの使用が多い。しかし、地温上昇抑制が十分でなく、盛夏期の生産不安定要因の一つとなっている。他方、環境保全型農業の推進が重視される中で、野菜栽培に必須の資材であり、大量に使用されているポリエチレン製マルチフィルムは、回収、再生に要する労力及びコストが問題となっている。そこで、高温期に「紙マルチシート」を利用した場合の効果について、アールス系メロンで検討する。
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| 成果の内容・特徴 |
- 紙マルチシートは、アルミ粉末利用フィルムに比べ平均地温が摂氏2度前後低く推移したことから、高温期の地温上昇抑制資材として有望である(図1)。
- 紙マルチシートは、生育全期間を通して土壌が乾燥した状態で経過することから、かん水回数が多くなり、かん水量は、アルミ粉末利用フィルムより多く要する(表1)。
- 果実中央部のBrixは、土壌が乾燥しやすい紙マルチシートが高い(表3)。
- 紙マルチシートは、高温期のアールス系メロン栽培のマルチ資材として適すると総合評価される。
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| 成果の活用面・留意点 |
- 紙マルチシートは、アルミ粉末利用フィルムに比べて非常に重く、しかも伸縮性、柔軟性に劣るため破れやすく、展張しにくい等の問題がある。
- 紙マルチシートは、土壌が乾燥しやすく空中湿度が低く推移するため、病害発生予防の点では望ましいが、過剰な乾燥は果皮のゆるみ促進、肥大促進に支障を来すおそれがあることから、ネット発生期には、畦間散水などによる加湿が必要である。
- 紙マルチシートは、使用後に圃場へのすき込みが可能なため、環境保全の観点からも有望な資材である。
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| 図表1 |
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| 図表2 |
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| 図表3 |
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| 図表4 |
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| カテゴリ |
乾燥
コスト
メロン
野菜栽培
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