ブランドシルク開発のための蚕品種の選定

タイトル ブランドシルク開発のための蚕品種の選定
担当機関 宮崎県総合農業試験場
研究期間 1998~1999
研究担当者
発行年度 1999
要約 細繊度系統蚕品種では「はくぎん」、太繊度系統蚕品種では「ありあけ」、広食性系統蚕品種では「はばたき」がその特性を発揮し、飼育も容易である。人工飼料に対する適正では、シルクメイト、低コスト飼料で飼育成績は良好である。宮崎県総合農業試験場・果樹特産部・特産科
背景・ねらい 高品質化、差別化をねらいとしたブランドシルク開発のために、近年育成された繭糸に特徴をもった細繊度と太繊度系統の特殊用途蚕品種、並びに広食性蚕品種の人工飼料育に対する飼料適性や繰糸成績を検討して、宮崎県特有の風土・気候にあった新規用途蚕品種選定の基礎資料とする。
成果の内容・特徴
  1. 細繊度系統蚕品種
    1. 飼育経過日数は「小石丸」が最も短いが、収量は「しんあけぼの」が最も高い。
    2. 繭糸繊度は「はくぎん」が1.5d前後で最も細く、次いで「小石丸」が1.8d、「しんあけぼの」、「ほのぼの」が2d、「改良しんあけぼの」が2.1d、「梓」は2.5d前後とかなり太い。
  2. 太繊度系統蚕品種
    1. 飼育に関しては、「ありあけ」と「しんあさぎり」の間に大差はない。
    2. 繭糸繊度は、「しんあさぎり」が3d程度に対し「ありあけ」が3.5d前後とかなり太い糸を生産する。
  3. 広食性系統蚕品種
    1. 夏蚕期では減蚕歩合がやや高いものの、春秋蚕期の飼育は良好である。
    2. 繭糸繊度は、「ほのぼの」が2dと細繊度系、「はばたき」と「ひたちさんし」が2.5~3dと普通蚕並である。
  4. 飼料適性
    1. 全ての蚕品種がシルクメイトまたは低コスト飼料で良好な成績である。
    2. SS2515飼料による1~3齢1回給餌は、細繊度系統蚕品種では化蛹歩合の低下等が比較的多く認められ問題があるが、太繊度系統蚕品種と広食性系統蚕品種では、各齢中2回給餌と比べて遜色のない成績である。
成果の活用面・留意点
  1. 製品の用途によって蚕品種を選定する。
図表1 221266-1.jpg
図表2 221266-2.jpg
図表3 221266-3.jpg
カテゴリ 低コスト 品種

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