| タイトル |
水田雑草ヌマツルギクの生態と防除 |
| 担当機関 |
福岡県農業総合試験場豊前分場普通作物 |
| 研究期間 |
2000~2000 |
| 研究担当者 |
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| 発行年度 |
2000 |
| 要約 |
水田で雑草化している多年生のヌマツルギクは、摂氏20度以上で不定根を旺盛に発根する切断茎で栄養繁殖し、種子での繁殖は認められない。防除法は代かきによる耕種的防除が優れ、薬剤防除ではベンスルフロンメチルを含む初期除草剤とベンタゾン、ジメタメトリン、2,4-PAを含む中期除草剤との体系処理で生育抑制効果が高い。福岡県農業総合試験場豊前分場普通作物・野菜研究室
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| 背景・ねらい |
帰化植物のヌマツルギクが福岡県行橋市や京都郡の畦畔に定着し、旺盛な繁殖力により水田雑草化して問題となっている。ヌマツルギクは北米原産の多年生植物で、水田での生態や防除法は明らかにされていない。そこで、繁殖方法や繁殖力等の生態を解明し、防除方法を明らかにする。
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| 成果の内容・特徴 |
- ヌマツルギクは草刈り等によって切断された茎が直接もしくは水路を経由して水田に侵入し、耕起作業等によって分散する。花期は9月から11月中旬であるが、種子は稔実しない(図1)。
- ヌマツルギクの切断茎は越冬茎の方が当年茎よりも良く発根し、双方とも平均温度が摂氏20度以上で不定根の伸長が促進される(表1)。
- 越冬茎は当年茎よりも土中での萌芽率が高いが、いずれも代かき時に土中に埋没させると萌芽しない(表2)。
- 水稲用初中期除草剤ではベンスルフロンメチルを含む剤の生育抑制効果が優れ(データ略)、ベンタゾン、ジメタメトリン、2,4-PAを含有する中期除草剤との体系処理が有効である(表3)。
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| 成果の活用面・留意点 |
- 水田雑草ヌマツルギクの防除対策としての普及指導資料として活用できる。
- 初期除草剤は、処理適期内の範囲で早い時期に処理するほど抑制効果が高い。
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| 図表1 |
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| 図表2 |
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| 図表3 |
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| 図表4 |
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| カテゴリ |
病害虫
雑草
除草剤
水田
繁殖性改善
防除
薬剤
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