暖地での白葉枯病抵抗性検定における判定精度向上のための新たな比較品種

タイトル 暖地での白葉枯病抵抗性検定における判定精度向上のための新たな比較品種
担当機関 宮崎県総合農業試験場
研究期間 2000~2000
研究担当者 永吉嘉文
山下浩
堤省一
発行年度 2000
要約 暖地での白葉枯病抵抗性検定における比較品種として、中晩生群の“強”として「ツクシホマレ」、同熟期の“中”として「ミナミヒカリ」を新しく使用する。宮崎県総合農業試験場・作物部・育種科
背景・ねらい 白葉枯病は、暖地における水稲の重要病害の一つで、その抵抗性育種においては精度の高い抵抗性検定が必要である。これまでの剪葉接種による抵抗性検定においては、暖地では早生群と中晩生群の2つの熟期で8つの比較品種を用いてきたが、中晩生群の“やや強”と“中”の比較品種の発病差がやや小さいこと、“強”、“やや強”の比較品種は両熟期共通のため判定が困難になることなどの問題がある。そこで、より精度の高い検定を行えるよう早生群、中晩生群の熟期ごとに比較品種の検討を行う。
成果の内容・特徴
  1. 中晩生群の抵抗性“強”の比較品種として、「あそみのり」より出穂期が6日遅く、発病程度は同程度である「ツクシホマレ」を用いる。この場合「あそみのり」は、早生専用の比較品種として使用する。(表1、表2、表3)。
  2. 中晩生群の“中”の比較品種としてはやや強すぎる傾向のある「レイホウ」をとりやめ、「ミナミヒカリ」を用いる(表1、表2、表3)。
成果の活用面・留意点
  1. 剪葉接種による白葉枯病抵抗性検定に適用する。
  2. 暖地において、より精度の高い白葉枯病抵抗性の判定ができる。
  3. 早生群専用の“やや強”の比較品種を選定する必要がある。
図表1 221383-1.jpg
図表2 221383-2.jpg
図表3 221383-3.jpg
カテゴリ 育種 水稲 抵抗性 抵抗性検定 品種

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