タンカン「垂水1号」における黄化落葉症(仮称)の発生実態

タイトル タンカン「垂水1号」における黄化落葉症(仮称)の発生実態
担当機関 鹿児島果樹試
研究期間 1998~2002
研究担当者
発行年度 2001
要約 タンカン「垂水1号」の黄化落葉症(仮称、以下略)は、葉の中ろくに続いて葉身全体が黄化、落葉する障害であり、前年の着果量が多く、かつ当年の着果量が少ない樹で発生が多い傾向である。
キーワード タンカン、黄化落葉症
背景・ねらい 黄化落葉症は、平成6年から県内のカラタチ台タンカン「垂水1号」で問題になり始めた。県本土南部から大島地域に至るタンカン産地全域で発生し、葉の黄化及び落葉、さらに主枝あるいは樹全体の枯死を伴なう障害で、生産を著しく不安定にしている。そこで、本症の発生要因を明らかにするため、平成10年から12年にかけて県下17市町村24か所の定点ほ場において、発生実態を調査した。
成果の内容・特徴
  1. 葉の黄化は、必ず中ろくから始まり、葉身の先端から基部に向かって進展する。主枝を単位として発生し、発生樹では細根量が極端に減少している。
  2. 平成10年には多発したが、平成11、12年は2年連続して発生が少ない(表1)。
  3. 当年の着果量が少ない樹で発生する割合が高い(表1)。
  4. 前年の着果量が多く、当年の着果量が少ない樹では発生が多い傾向である。前年の着果量が少ない樹で発生する場合は、ほとんどが連続して着果量が少ない樹である(表2)。
  5. 黄化した葉では窒素含量が少ない傾向であるが、窒素欠乏が原因とはいえず、(表3)、他の無機成分含量にも差が認められない(データ略)。
成果の活用面・留意点
  1. 新梢の発生が少ない樹で発生が多い傾向が観察されている。
  2. 発生防止策は、過度の着果負担をかけないことが重要と考えられる。
図表1 221774-1.jpg
図表2 221774-2.jpg
図表3 221774-3.jpg
カテゴリ たんかん

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