ニンジンの作型とカロテン含量

タイトル ニンジンの作型とカロテン含量
担当機関 福岡農総試
研究期間 1996~2000
研究担当者
発行年度 2001
要約 ニンジンにおいてカロテン含量及び収量が多い品種は、春播き作型では「ベーターリッチ」、夏播き作型では「向陽2号」で、両作型とも在圃日数120日~135日で収穫した場合にカロテン含量が増加する。また、株間は6cmが12cmおよび17cmより商品収量が多く、カロテン含量は同程度である。
キーワード ニンジン、作型、株間、カロテン含量
背景・ねらい ニンジンは、抗ガンや抗酸化作用があるとされるカロテン類を多く含む野菜である。消費者の健康志向が高まる中で、ニンジンの消費拡大を図るためには、カロテン含量を高める栽培方法を確立し、付加価値を高める必要がある。そこで、カロテン含量の多いニンジンの品種を作型ごとに選定するとともに、選定した品種について栽植密度や収穫時期等がカロテン含量に及ぼす影響を明らかにする。
成果の内容・特徴
  1. ニンジンの春播き作型では、多収で商品率が高くカロテン含量が多い品種は「ベーターリッチ」であり、次いで「向陽2号」である(表1)。
  2. ニンジンの春播き作型では、在圃日数120日で収穫した場合、カロテンは12.0mg程度含まれ、80日および100日で収穫した場合より2~7割程度多い(表2)。
  3. ニンジンの夏播き作型では、カロテン含量は「ベータリッチ」が最も多く、次いで「向陽2号」が多いが、「ベーターリッチ」は裂根の発生が多いため商品率が低く、商品収量は「向陽2号」の60~80%である(表3、一部データ略)。
  4. 「向陽2号」は在圃日数135日で収穫した場合、カロテンを11.0mg程度含み、95日および177日で収穫した場合より2割程度多い(表3)。
  5. 春播き、夏播き作型ともに、株間6cmが12cmおよび18cmより収量は多いが、カロテン含量は同程度である(表4)。
成果の活用面・留意点 付加価値の高いニンジンの生産技術として活用できる。
図表1 221789-1.jpg
図表2 221789-2.jpg
図表3 221789-3.jpg
図表4 221789-4.jpg
カテゴリ 消費拡大 にんじん 品種

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