| タイトル |
秋摘み茶の生産のための茶園管理及び製茶法 |
| 担当機関 |
熊本農研セ |
| 研究期間 |
1999~2001 |
| 研究担当者 |
|
| 発行年度 |
2001 |
| 要約 |
三番茶を摘採しない茶園において、秋摘み茶を生産する場合は8月20日頃に、二番茶摘採面より+60mmの位置で整枝し、9月下旬~10月上旬に摘採する。蒸し時間は色沢を重視し、蒸し胴通過を30~60秒とすることで良質な秋摘み茶を生産することができる。
|
| キーワード |
普通煎茶、茶園管理、製茶技術、秋摘み茶
|
| 背景・ねらい |
従来から秋芽は整枝による刈り捨てが多く、一部では秋番茶の生産は行われていたが、品質が悪く、低価格な荒茶として位置づけられていた。また、近年の荒茶価格の低迷、中国からの緑茶輸入増大により収益の減少が著しくなっている。そこで、秋摘み茶生産に適応した茶園管理及び製茶法を検討し、製茶機械の稼働率向上と収益の増大を図る。
|
| 成果の内容・特徴 |
- 三番茶を摘採しない園の二番茶摘採後の茶園管理は、三番茶の芽が完全に硬化する8月20日頃(二番茶摘採後の整枝日から平均気温積算で摂氏1400~1500度の時期)に、秋整枝予定面より+10mmの位置で秋摘み用整枝を行う(図1)。
- 秋摘み茶の摘採は9月下旬~10月上旬(秋摘み用整枝日から平均気温積算で約摂氏1000度の時期)に摘採すると良質な秋摘み茶原葉を確保できる。
- 秋整枝は秋摘み用整枝位置より10mmの位置で行うことにより、翌年の一番茶の生育・収量に影響がなく、十分な葉層が確保できる(図1、表1)。
- 秋摘み茶に適した蒸し時間は、蒸し胴通過が30~60秒程度であり、色沢を重視した蒸し程度とすることで荒茶品質が向上する(表2)。
- 秋摘み茶を生産することで三番茶の収益減をカバーできるとともに製茶工場の稼働率が向上する(表3)。
|
| 成果の活用面・留意点 |
- 「やぶきた」での試験データである。
- 普通煎茶の秋芽用製茶技術として活用する。
- 秋芽の萌芽期~生育期に降水量が少ないと収量が減少するので、かん水等の対策を行い収量確保につとめる。
- 秋芽の伸長が期待できない園には適用しない。
|
| 図表1 |
 |
| 図表2 |
 |
| 図表3 |
 |
| 図表4 |
 |
| カテゴリ |
茶
|