カンキツ「天草」の摘果の早期化による果実肥大促進

タイトル カンキツ「天草」の摘果の早期化による果実肥大促進
担当機関 佐賀果樹試
研究期間 1999~2003
研究担当者 平野稔邦
池田繁成
新堂高広
発行年度 2002
要約 ハウスで栽培された「天草」は、満開後50日位の早期に葉果比80~120程度に摘果することで果実肥大が優れ、収穫時の階級も大きくなり収量が増加する。
キーワード ハウス、天草、果実肥大、葉果比、早期摘果、階級、収量
背景・ねらい ハウス栽培されたカンキツ新品種「天草」等の中晩生カンキツ品種は、商品性の向上を図るために、大玉果の生産が必要である。そのため、「天草」の果実肥大特性を把握し、適正な葉果比や摘果時期について明らかにする。
成果の内容・特徴 1.
夏期の8月における日肥大量は、葉果比120区が90区、50区より多く、秋期における10月の日肥大量は葉果比50区が120区、90区より少ない(図1)。
2.
6月下旬の果実横径が大きい程、収穫時の果実横径も大きくなる傾向にある(図2)。
3.
摘果時期の早晩にかかわらず、葉果比の大きい方が果実横径は大きくなる。ただし、満開後50日頃の6月上旬に葉果比80~120程度で行う早期摘果は、葉果比に関係なく満開後65日頃の6月下旬に行う後期摘果より肥大促進効果は大きい(図3)。
4.
収穫時の階級は、早期摘果することでM、L階級果の割合が減少し、2L階級果以上の割合が増加する(図4)。
5.
収穫時の果実品質及び収量は、早期摘果区で果実肥大が良好であることから、やや糖度が低くなるが、収量は増加する(表1)。
成果の活用面・留意点 1.
「天草」のハウス栽培に活用できる。
2.
気象条件等により生理落果が遅くまで続く場合には、落果状況を確認しながら摘果を行う。
3.
過度の摘果は、果実品質の低下を招く恐れがあるため注意する。
4.
仕上げ摘果も必要に応じて実施する。
図表1 222102-1.gif
図表2 222102-2.gif
図表3 222102-3.gif
図表4 222102-4.gif
図表5 222102-5.gif
カテゴリ 新品種 品種 その他のかんきつ

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