| タイトル |
イオンバランス調整剤添加による乳牛の周産期疾病の発生予防 |
| 担当機関 |
大分畜試 |
| 研究期間 |
2003~2004 |
| 研究担当者 |
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| 発行年度 |
2004 |
| 要約 |
乾乳後期のイオンバランス調整剤添加は、乳牛の周産期疾病(低Ca血症)の発生予防並びに分娩後の発情回帰日数の短縮に有効である。
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| キーワード |
乳用牛、イオンバランス、栄養管理
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| 背景・ねらい |
購入飼料依存の飼養管理・飼料畑へのふん尿の多施用は、給与飼料中のミネラルバランスが懸念されている。特に、K過剰の飼料給与による飼養管理は周産期疾病(低Ca血症)発生の一因になっている。そこで、周産期疾病発生の低減の一手法である乾乳後期のイオンバランス調整剤添加(以下、陰イオン塩添加と略す)が周産期疾病・繁殖性に及ぼす影響を検討する。
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| 成果の内容・特徴 |
- 陰イオン塩製剤の添加を行った結果、分娩直後から分娩後24時間以内の血中Ca濃度は添加区9.66±1.35mg/dl、無添加区8.35±1.98mg/dlで無添加区が低い濃度である。次に乳熱発症の可能性が高い潜在性低Ca血症(Ca濃度8.8mg/dl以下)は、添加区4頭(25.0%)、無添加区11頭(73.3%)で無添加区に多く認められる(表1)。
- 陰イオン塩製剤添加後の低Ca血症は、無添加区6頭(40.0%)、添加区1頭(6.3%)である(表2)。
- 陰イオン塩添加区は無添加区に比べ発情回帰日数の短縮が認められる(図1)。
- 陰イオン塩製剤は表3に示す「イオンバランス調整剤(クロールプラスP)」を使用し、1日1頭当たり400~500gを添加する(表3)。
- 陰イオン塩添加1日1頭当たりの費用は、196円(400g)~245円(500g)である。
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| 成果の活用面・留意点 |
- 陰イオン塩製剤は周産期疾病(低Ca血症)の発生予防に利用可能である。
- 陰イオン塩製剤はその嗜好性の問題から、飼料に添加・混合して給与する。
- 陰イオン塩製剤の添加後は、採食量、尿pHを観察する。
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| 図表1 |
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| 図表2 |
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| 図表3 |
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| 図表4 |
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| カテゴリ |
飼育技術
乳牛
繁殖性改善
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