| タイトル |
精米からの溶出デンプン量の品種間差および食味との関係 |
| 担当機関 |
(独)農業・生物系特定産業技術研究機構 作物研究所 |
| 研究期間 |
2001~2004 |
| 研究担当者 |
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| 発行年度 |
2005 |
| 要約 |
精米の熱水処理による溶出デンプン量には品種間差があり、溶出デンプン量が多い品種は良食味であることから、溶出デンプン量の測定によって良食味品種の選抜が可能である。溶出デンプン量の測定は、特殊な機器類を必要とせず簡易・低コストである。
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| キーワード |
イネ、食味、溶出デンプン、育種
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| 背景・ねらい |
良食味品種を効率的に選抜できる技術の確立を目的に、福井県農業試験場で食味の指標の一つとして明らかにされた熱水処理時の溶出デンプン量が、食味の品種間差を評価できるかどうか検討する。
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| 成果の内容・特徴 |
- 熱水処理(摂氏85度)後の溶出デンプン量は、アミロース含有率やテクスチャー特性値と同様に炊飯米の食味総合値と2カ年ともに高い関係を示す(表1、図1)ことから、食味の良否を評価することが可能である。
- 溶出デンプン量は、アミロース含有率と異なり、出穂期に影響されにくい形質である(表2)ことから、品種固有の熟期に左右されない評価が可能である。
- 溶出デンプン量は、図2のフロー図により簡易に測定できる。1回の測定点数を20点とすると、測定には約3時間を要し、1点当たり約10分で測定ができる。また1回の測定に必要な白米は2gと少量である。
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| 成果の活用面・留意点 |
- 良食味品種の食味評価法および効率的選抜技術開発のための知見として活用できる。
- 測定に必要な機器は、恒温水槽と卓上遠心機と分光光度計であり、特殊な専用機は使用しない。測定に要するコストは、上記機械代を除けば約30円と安価である。
- 測定可能な点数は、恒温水槽1台で1日に50~60点程度であり、テクスチャー特性値の1日10~20点程度に比較して、多数の測定を行える特徴がある。
- 適水分(13~15%)に調整された白米材料を用いた試験結果であり、単独系統へ適用するにあたっては水分の変動が測定値に及ぼす影響について留意する必要がある。
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| 図表1 |
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| 図表2 |
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| 図表3 |
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| 図表4 |
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| カテゴリ |
育種
コスト
低コスト
評価法
品種
良食味
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