ブドウ「巨峰」無核果実の成熟過程における品質の特性

タイトル ブドウ「巨峰」無核果実の成熟過程における品質の特性
担当機関 福岡農総試
研究期間 2005~2007
研究担当者
発行年度 2007
要約 ブドウ「巨峰」の無核果実は、有核果実に比べて着色始めが早いものの、その後は着色の進行や糖度の増加は劣る。成熟期における無核果実の着色、糖度は天候や果房重に左右される。
キーワード ブドウ、巨峰、無核、着色、糖度、果房重
背景・ねらい 本県ブドウの基幹品種「巨峰」では平成15年度より無核栽培の推進を行っている。ジベレリンの処理法など無核化のための基本的な技術はこれまでに確立されているものの、無核果実では有核果実に比べて、品質の低下、特に着色不良や低糖度が発生しやすいといわれている。そこで、ビニル被覆簡易雨よけ栽培条件下における「巨峰」の無核果実と有核果実との品質の差異を調査し、無核果実の特性を明らかにする。
成果の内容・特徴
  1. 成熟過程での無核果実は、有核果実に比べて着色始めが早く、その時点の糖度は高く、酸含量は低いものの、その後の着色の進行、糖度の増加は劣る(図1、一部データ略)。
  2. 成熟期の無核果実の品質は、着色開始期の天候が少雨・多日照の場合、着色が優れ、糖度も高く、有核果実との品質差はない。しかし、多雨・寡日照の場合、有核果実に比べて、着色が劣り、糖度も低い傾向にある(表1)。
  3. 成熟期の無核果実の品質は、果房重が重くなるほど着色が劣り、糖度が低くなる(表2)。
成果の活用面・留意点
  1. ブドウ「巨峰」の無核栽培の技術資料として活用できる。
  2. 無核果実は、新梢長当たりの着果量を400g/150cmとし、適正着果量(県基準4,000房/10a)を遵守する。

図表1 223448-1.jpg
カテゴリ 栽培条件 品種 ぶどう

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