| タイトル |
「ヒリュウ台」高糖系ウンシュウの連年安定生産のための適正な株間と結果数 |
| 担当機関 |
福岡農総試 |
| 研究期間 |
2003~2007 |
| 研究担当者 |
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| 発行年度 |
2008 |
| 要約 |
樹勢が旺盛で隔年結果性の強い高糖系ウンシュウに「ヒリュウ」を台木として用いて、植え付け時の株間を1.5~2mとし、結果数を樹冠容積当たり25~30果/m3、葉果比30程度とすることで高品質果実を連年安定生産できる。
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| キーワード |
「ヒリュウ」台、高糖系ウンシュウ、株間、結果数、連年安定生産
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| 背景・ねらい |
高糖系ウンシュウは、樹勢が旺盛で隔年結果性が強いため、せん定や枝梢管理等による安定生産技術が検討されてきたが、未だに隔年結果が十分に解決されていない。そこで、樹の小型化や果実品質向上効果の明らかなわい性台木「ヒリュウ」利用による高糖系ウンシュウの連年安定生産を図るための適正な株間や結果数等を明らかにする。
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| 成果の内容・特徴 |
- 高糖系ウンシュウに「ヒリュウ」台を用いると、隔年結果しにくく、単位樹冠容積当たり収量が多くなり、高品質果実を連年安定生産できる(図1、図2、表1、一部データ略)。
- 「ヒリュウ」台樹の植え付け時の株間を1~1.25mにすると、1.5~2mの場合と比べて果実品質、累積収量に顕著な差はないが、早期に隣接樹と枝が混み合って10年生頃までに縮間伐が必要となる(図1、図2、表1、一部データ略)。
- 「ヒリュウ」台樹で単位樹冠容積当たり結果数を25~30果/m3(葉果比30)程度とすると、翌年の結果数が確保できて連年安定生産が可能となるが、40~50果/m3(葉果比20~15)程度と多くすると翌年の結果数が減少して隔年結果の原因となる(図3)。
- 「ヒリュウ」台樹で結果開始後の樹冠拡大が劣る場合は、6月下旬~7月中旬頃に樹高の1/3~1/2の範囲に当たる樹冠上部の果実を全摘果して夏枝を発生させ、残った果実は小玉を摘果する程度にすることで、収量を減少させることなく樹高が高くなり、樹冠拡大が図れる(データ略)。
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| 成果の活用面・留意点 |
- 「ヒリュウ」台高糖系ウンシュウの栽培技術資料として活用できる。
- 収量確保のため、幼木時は樹高170~180cm、樹冠容積3m3程度になるまで6月下旬~7月中旬に全摘果し、樹冠拡大を図る。
- 土壌条件等に応じて列間3.5m(SS使用の場合は5m)程度で植え付け、隣接樹の枝が混み合う前に適宜縮間伐を行う。
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| 図表1 |
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| 図表2 |
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| 図表3 |
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| 図表4 |
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| カテゴリ |
栽培技術
台木
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