タイトル | 振動耐性を考慮したランダム振動試験法の開発 |
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担当機関 | (独)農業・食品産業技術総合研究機構 食品総合研究所 |
研究期間 | 2006~2008 |
研究担当者 |
石川豊 中村宣貴 椎名武夫 |
発行年度 | 2006 |
要約 | 振動測定用の簡易ロガーで得られた多数の短時間振動データから、試験対象物の振動耐性に基づいて個々のデータに対して重み付けを行い、周波数ごとに平均化処理することで、試験用の単一パワースペクトル密度(PSD)曲線を求める方法を開発した。この新たなランダム振動試験条件設計手法を用いることで、過不足のない最適な緩衝包装設計が可能となる。 |
キーワード | 輸送損傷、振動耐性、ランダム振動試験、パワースペクトル密度(PSD)、簡易ロガー |
背景・ねらい | これまで道路整備や輸送車両の改良などによる輸送環境の改善がなされてきたが、輸送振動による食品およびその包装の損傷の発生は大きな問題である。加えて、地球環境保全の観点から包装の適正化が強く求められている。損傷防止のための緩衝包装設計を目的とするとする振動試験方法としては、従来、正弦波一定周波数や正弦波掃引による方法が利用されてきたが、2004年に改訂されたJIS Z 0232においては、ランダム振動試験が推奨されている。 そこで本研究では、ランダム振動試験において、実走行における損傷を等価に再現することで適正な緩衝包装設計を行うための、新たな試験方法の開発を目的とした。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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図表1 | ![]() |
図表2 | ![]() |
カテゴリ | 輸送 |