タイトル | 果実の成熟を制御する転写因子 |
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担当機関 | (独)農業・食品産業技術総合研究機構 食品総合研究所 |
研究期間 | 2006~2010 |
研究担当者 |
伊藤康博 北川麻美子(カゴメ) |
発行年度 | 2008 |
要約 | トマト果実の成熟を制御する転写因子RINは、(1)細胞内で核に局在、(2)特異的なDNA配列に結合、(3)ACC合成酵素遺伝子の転写を制御、(4)転写活性化機能を持つ、という特徴を持つ。rin変異により本転写因子は転写活性を失うことが変異体果実が成熟しない理由である。 |
キーワード | トマト、果実、成熟、転写因子、エチレン |
背景・ねらい | 果実の品質に関わる成分量の決定には成熟過程が最も重要なステップとなる。果実は成熟期に入ると食品に適した味・風味に変化し始め果肉は軟化し、鮮やかな色素を蓄積する。したがって飛躍的な果実類の高品質化を目指すには、成熟制御に関する基礎的知見を十分に得ることが重要である。トマトには、成熟期の変化が全く起こらないrin変異体が存在する(図1)。この変異は転写因子RINをコードする遺伝子に生じている。RINは成熟の開始を制御しており、RINの分子機能に関する情報は、果実品質に関連する研究の推進・加速に有用である。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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図表1 | |
図表2 | |
図表3 | |
図表4 | |
カテゴリ | トマト |